“ごじょうばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御城番50.0%
御定番50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳩は一八郎の意志をうけたように舞いがった。手をかざして見ていると、初めは御城番ごじょうばんの方へ直線にツーと行ったがを描いて南へ返り、ハタハタと住吉村の方角へ飛び去った。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御城番ごじょうばん膝下ひざもとでさえ、夜ごとに、五人や七人の生血を塗った助広はここにある。ぶッた斬ろうと思う分には、女の一人や半分は、なんの雑作ぞうさもねえところだ。それをやらねえお十夜のはらの底を
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また御定番ごじょうばんの松浦九兵衛尉どのは法華ほっけの信者でござりまして、小庵しょうあんをむすんで上人しょうにんをひとり住まわせておかれましたところ、その上人もまつうらどのがろうじょうなさるのをきかれまして
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)