“ひぜめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火攻60.0%
火責40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ストーブをドンドンいて先生を火攻ひぜめにしたり、教場を真闇まっくらにして先生がいきなり這入って来ても何処も分らないような事をしたり、そういう所を経過して始めて此校ここへ這入ったものであります。
模倣と独立 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかし水責みずぜめ火責ひぜめに遇っても、彼等の決心は動かなかった。たとい皮肉はただれるにしても、はらいそ(天国てんごく)の門へはいるのは、もう一息の辛抱しんぼうである。
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
斷割たちわらなまり熱湯ねつたうおろ水責みづぜめ火責ひぜめ海老責えびぜめに成とも白状なすまじと覺悟せしが御奉行樣の御明諭ごめいゆにより今ぞ我がせし惡事の段々だん/\不殘のこさず白状はくじやうせんと長庵が其決心は殊勝にも又憎體にくていなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)