トップ
>
計
>
かぞ
ふりがな文庫
“
計
(
かぞ
)” の例文
斎部広成
(
いんべのひろなり
)
の古語拾遺に、「秦・漢・百済内附の民、各々万を以て
計
(
かぞ
)
ふ。褒賞すべきに足れり。皆其の祠あれども、未だ幣の例に預らず。」
「日本民族」とは何ぞや:日本民族の概念を論ず
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
これ
等
(
ら
)
の件々は
逐一
(
ちくいち
)
計
(
かぞ
)
うるに
暇
(
いとま
)
あらず。
到底
(
とうてい
)
上下両等の士族は
各
(
おのおの
)
その等類の内に
些少
(
さしょう
)
の
分別
(
ぶんべつ
)
ありといえども、動かすべからざるものに非ず。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そして指をおって
計
(
かぞ
)
えた。それは蓮香のくる約束の日を計えるところであった。約束の十日はもう来ていた。李は言った。
蓮香
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
代価を払われると私は、その金を引ッ
掴
(
つか
)
んだまま
計
(
かぞ
)
えもせずに店を出た。そしてまた人込みの中に自分の身をかくした。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
猿果てたる姿見た者なし、当社の使者奇妙の働き〈古今
勝
(
あ
)
げて
計
(
かぞ
)
うべからず〉という(『日吉社神道秘密記』)。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
府庫
(
ふこ
)
の
内
(
うち
)
には
蜀江
(
しよくこう
)
の
錦
(
にしき
)
、
呉均
(
ごきん
)
の
綾
(
あや
)
、
氷羅
(
ひようら
)
、
罽氈
(
せん
)
、
雪穀
(
せつこく
)
、
越絹
(
ゑつけん
)
擧
(
あげ
)
て
計
(
かぞ
)
ふべからず。
王
(
わう
)
、こゝに
於
(
おい
)
て
傲語
(
がうご
)
して
曰
(
いは
)
く、
我
(
われ
)
恨
(
うらむ
)
らくは
石崇
(
せきそう
)
を
見
(
み
)
ざることを、
石崇
(
せきそう
)
も
亦
(
また
)
然
(
しか
)
らんと。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
斬に処し若くば死を賜える者
計
(
かぞ
)
うるに勝えぬではない歟、露国革命運動に関する記録を見よ、過去四十年間に此運動に参加せる為め、若くば其嫌疑の為めに刑死せる者数万人に及べるではない歟
死生
(新字新仮名)
/
幸徳秋水
(著)
計
(
かぞ
)
ふるに
遑
(
いとま
)
あらず
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西洋の文明はわが国の右に出ずること必ず数等ならんといえども、けっして文明の十全なるものにあらず。その欠点を
計
(
かぞ
)
うれば枚挙に
遑
(
いとま
)
あらず。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
仏典にはこれを一女の故を以て十八
姟
(
がい
)
(今の
計
(
かぞ
)
え方で百八十億)の大衆を殺した喧嘩ばかり書いた詰まらぬ物と
貶
(
けな
)
し、『六度集経』にも羅摩を釈尊、私陀をその妻
瞿夷
(
くい
)
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
古来和漢にて孝行を勧めたる話ははなはだ多く、『二十四孝』をはじめとしてそのほかの著述書も
計
(
かぞ
)
うるに
遑
(
いとま
)
あらず。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
人間の男女も端なく其名籍の中に
計
(
かぞ
)
えられ、男は陽性、女は陰性と、勝手次第に鑑定せられたるのみ。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
即
(
すなは
)
ち
其
(
その
)
二十
分時
(
ぶんじ
)
とは
長針
(
ちやうしん
)
の十二
時
(
じ
)
の
所
(
ところ
)
に
至
(
いた
)
る
迄
(
まで
)
二十
分時
(
ぶんじ
)
あると
云
(
い
)
ふことにて、
何
(
いづ
)
れも
長針
(
ちやうしん
)
は十二
時
(
じ
)
を
本
(
もと
)
にし
盤面
(
ばんめん
)
にある六十の
點
(
てん
)
を
計
(
かぞ
)
へて
何時
(
なんじ
)
何分時
(
なんぶんじ
)
と
云
(
い
)
ふことを
知
(
し
)
るべし。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
其外
(
そのほか
)
の
便利
(
べんり
)
は一々
計
(
かぞ
)
へ
擧
(
あぐ
)
るに
及
(
およ
)
ばざることなり。
唯
(
たゞ
)
此後
(
このゝち
)
は
所謂
(
いはゆる
)
晦日
(
みそか
)
に
月
(
つき
)
を
見
(
み
)
ることあるべし。
改暦弁
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
一朱銀の数も
計
(
かぞ
)
えず私の片手に山盛り一杯金を
呉
(
く
)
れたから、深く礼を
云
(
い
)
うにも及ばず、何は
扨
(
さて
)
置き
早速
(
さっそく
)
朋友を連れて築地の料理茶屋に
行
(
いっ
)
て、思うさま酒を飲ませたことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
謹慎勉強は人類の常なり、これを賞するに足らず、人生の約束は別にまた高きものなかるべからず。広く古今の人物を
計
(
かぞ
)
え、誰に比較して誰の功業に等しきものをなさばこれに満足すべきや。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
世間一体そう云う
風
(
ふう
)
になりたいとは思えども、
扨
(
さて
)
自分には
小面倒
(
こめんどう
)
臭い、ソンな事にドタバタするよりか、金は金で
仕舞
(
しまっ
)
て
置
(
おい
)
て、払うときにはその
紙幣
(
さつ
)
を
計
(
かぞ
)
えて渡して
遣
(
や
)
ると、
斯
(
こ
)
う云う趣向にして
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
計
(
かぞ
)
えて見ると高さんは七歳でしたろうに、恐ろしい古い話です。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“計”の意味
《名詞》
(ケイ)はかりごと、計画、計略。
(ケイ)合計。
(出典:Wiktionary)
計
常用漢字
小2
部首:⾔
9画
“計”を含む語句
詭計
計画
生計
活計
時計
設計
計策
計算
計畫
計略
謀計
早計
取計
主計頭
大時計
圧力計
計較
懐中時計
設計図
見計
...