“閏月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うるうづき40.0%
しゆんげつ20.0%
うるう20.0%
うるふづき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一體、腹の中の兒は閏月うるうづきなどを勘定に入れるでせうか。閏があつてもなくても、生れ月が來れば、生れるに決つてゐるぢやありませんか。
十一文づゝ二年半餘はんあまりもとゞこふらば大抵たいてい三十文ばかりの引負ひきおひとなるべし。閏月しゆんげつすなはちこの三十文の引負ひきおひを一月にまとめてはらふことゝるべし。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
すでに閏月うるうのごときもシナの暦では当年ですけれど、チベット暦は昨年であったです。四年目、四年目に閏月のある事は同じであるけれども、こういう具合に一年後先あとさきになって居るばかりでない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
少し遲れた櫻が、三月になつてもつぼみがふくらみかけただけ、閏月うるふづきを控へて、お祭騷ぎの好きな江戸つ兒達は、花を待つのがもどかしさうでした。