“うるう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
93.5%
漆生2.2%
2.2%
閏月2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この端数のために四年目毎に一日のうるうを入れたんですが、それでは実際には四百年間に三日だけ閏年を入れ過ぎることになるんです。
白金神経の少女 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
福岡県嘉穂かほ漆生うるう村に平山と云う処があって、そこに坑夫の一家が住んでいた。家族は坑夫の息子夫婦とその両親の四人であった。
平山婆 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「おや、神田皆川町たから屋太兵衛倅和太郎、甲辰歳きのえたつどしうるう五月生——」
すでに閏月うるうのごときもシナの暦では当年ですけれど、チベット暦は昨年であったです。四年目、四年目に閏月のある事は同じであるけれども、こういう具合に一年後先あとさきになって居るばかりでない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)