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日
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び
ふりがな文庫
“
日
(
び
)” の例文
「ええ、でもねミサ子さん、自転車なんて、きょう
日
(
び
)
は、買うに買えないでしょ。もしも買えるとしても、ふところが
承知
(
しょうち
)
しない」
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
ところが昔ながらのわがロシヤの国では、村道づたいに二十五里も馬車を走らせるとなると、きょう
日
(
び
)
だってそう手っとり早くはいかない。
ムツェンスク郡のマクベス夫人
(新字新仮名)
/
ニコライ・セミョーノヴィチ・レスコーフ
(著)
一
年
(
ねん
)
に、一
度
(
ど
)
待
(
ま
)
たれた
休
(
やす
)
み
日
(
び
)
ですから、
娘
(
むすめ
)
たちは、
着飾
(
きかざ
)
って、きゃっきゃっといって、
友
(
とも
)
だちの
家
(
うち
)
などを
歩
(
ある
)
きまわりました。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ほんま言うたら、六十円でもやって行かれしまへんネん。
子供
(
がき
)
が二人も居よりまんネん。きょう
日
(
び
)
物が
高
(
たこ
)
おまっさかいな」
青春の逆説
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
ルイだのと
呼
(
よ
)
ばれる名前の人たちの数はおびただしいもので、したがってそういう
祝
(
いわ
)
い
日
(
び
)
には、花たばやら花びんを買って
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
手廻しのいい家は月初めに片付けてしまうが、もう
数
(
かぞ
)
え
日
(
び
)
という二十日過ぎになってトントンバタバタと
埃
(
ほこり
)
を掃き立てている家がたくさんある。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
俺
(
お
)
らいつそもの
日
(
び
)
なんざ
無
(
ね
)
え
方
(
はう
)
がえゝ、さうでせえなけりや
出
(
で
)
てえた
思
(
おも
)
はねえから」おつぎは
熟
(
つく/″\
)
呟
(
つぶや
)
くことがあつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
でもね、人間てものは、どうやらこうやらお
飯
(
まんま
)
がいただけて、それできょう
日
(
び
)
がすごしていけりゃあア、それでいいってもんじゃありませんからね。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
歌
(
うた
)
がうまくても まずくても、そんなことはかまいません。ともかく、はりねずみは、たのしい
日
(
にち
)
よう
日
(
び
)
の
朝
(
あさ
)
には、いつも きまって、
歌
(
うた
)
をうたうのです。
うさぎと はりねずみ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
左右に
杉
(
すぎ
)
や
橡
(
とち
)
の林のもれ
日
(
び
)
を見て、その長い石段を登って行くだけでも、なんとなく
訪
(
おとな
)
うものの心を澄ませる。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
寒いとも暑いともさらに感じなく過ごして来た葉子は、雨が
襟脚
(
えりあし
)
に落ちたので初めて寒いと思った。関東に時々襲って来る時ならぬ冷え
日
(
び
)
でその日もあったらしい。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
午前中のその時刻の光線の
具合
(
ぐあい
)
で、
木洩
(
こも
)
れ
日
(
び
)
がまるで
地肌
(
じはだ
)
を
豹
(
ひょう
)
の皮のように美しくしている、その小さな坂を、ややもすると
滑
(
すべ
)
りそうな足つきで昇ってゆくその背の高い
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
而
(
しか
)
も、その
暗記
(
あんき
)
の
仕方
(
しかた
)
といふのが、
先
(
ま
)
づ
日光
(
につくわう
)
の
中
(
なか
)
で、
次
(
つぎ
)
は
曇
(
くも
)
り
日
(
び
)
、
次
(
つぎ
)
は
夕方
(
ゆふがた
)
、
次
(
つぎ
)
は
電燈
(
でんとう
)
、
結局
(
けつきよく
)
最後
(
さいご
)
に
蝋燭
(
らふそく
)
の
光
(
ひかり
)
の
中
(
なか
)
でといふ
風
(
ふう
)
に
明暗
(
めいあん
)
の
順序
(
じゆんじよ
)
を
追
(
お
)
つて
眼
(
め
)
を
慣
(
な
)
らしながら
研究
(
けんきう
)
暗記
(
あんき
)
し
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「田賣らうにも、
値
(
ね
)
が
下
(
さ
)
がつてるし、第一けふ
日
(
び
)
は不景氣で買ひ手があろまい。」
「鱧の皮 他五篇」解説
(旧字旧仮名)
/
宇野浩二
(著)
「田賣らうにも、
價
(
ね
)
が下がつてるし、第一けふ
日
(
び
)
は不景氣で買手があろまい。」
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
きょう
日
(
び
)
とちがって、和服の着流しがまだまだ多かったころである。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
まれまれに椎の葉にもつたまり
日
(
び
)
も照りはかへさず
冷
(
ひ
)
えまさるらし
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
それは看護婦にとって意外な
儲
(
もう
)
け
日
(
び
)
であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
くもり
日
(
び
)
の顔に映る 大空の
窗
(
まど
)
の薔薇の花。
藍色の蟇
(新字旧仮名)
/
大手拓次
(著)
數
(
かぞ
)
へ
日
(
び
)
のこころ
細
(
ぼそ
)
さや
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
隣家
(
となりや
)
の
秀夫
(
ひでお
)
くんのお
父
(
とう
)
さんは、お
役所
(
やくしょ
)
の
休
(
やす
)
み
日
(
び
)
に、
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て
子供
(
こども
)
たちといっしょにたこを
上
(
あ
)
げて、
愉快
(
ゆかい
)
そうだったのです。
北風にたこは上がる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
アッケンのお父さんは、においあらせいとうの
季節
(
きせつ
)
がすむと、七月、八月の
祝
(
いわ
)
い
日
(
び
)
の用意にせっせとかかっていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
きのふも
一昨日
(
をとゝひ
)
も仕事を休んでゐたのですけれど、もう
數
(
かぞ
)
へ
日
(
び
)
になつて來て、お出入先から毎日の催促があるので、今日はたうとう朝から仕事に出て行つたんですよ。
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「きょう
日
(
び
)
のように、なんでもかでもヤミヤミと、学校のカバンまでヤミじゃあ、こまりますな」
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
秋
(
あき
)
の、ある
日
(
にち
)
よう
日
(
び
)
の
朝
(
あさ
)
のことでした。ちょうど、そばの花がまっさかりでした。
うさぎと はりねずみ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「おらあまあ獨りで心配なんだよ。眠つても眠れねえことがとろつ
日
(
び
)
だよ」
芋掘り
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
まれまれに椎の葉にもつたまり
日
(
び
)
も照りはかへさず
冷
(
ひ
)
えまさるらし
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
しろくわらふ秋のつめたいくもり
日
(
び
)
に
藍色の蟇
(新字旧仮名)
/
大手拓次
(著)
新甞
(
にひなめ
)
の
祭
(
まつ
)
り
日
(
び
)
なりき
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
このごろ、いつもお
休
(
やす
)
み
日
(
び
)
の
朝
(
あさ
)
には、
小鳥
(
ことり
)
の
鳴
(
な
)
き
声
(
ごえ
)
が
放送
(
ほうそう
)
されたからです。しかし、その
声
(
こえ
)
は、お
隣
(
となり
)
の
庭
(
にわ
)
の
方
(
ほう
)
からきこえてくるような
気
(
き
)
がしました。
鳥鳴く朝のちい子ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「もう大抵判っているんだから、きょうはこのくらいにしておこう。おめえも
数
(
かぞ
)
え
日
(
び
)
にここでいつまでも
納涼
(
すず
)
んでもいられめえ。家へ帰って
嬶
(
かかあ
)
が
熨斗餅
(
のしもち
)
を切る手伝いでもしてやれ」
半七捕物帳:17 三河万歳
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
一つの花を売ってしまうとほかの花を売り出す仕度をしなければならなかった。セン・ピエールだの、セン・マリだの、セン・ルイだの、そういう年じゅうの
祝
(
いわ
)
い
日
(
び
)
にはおびただしい花が町へ出る。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
短
(
みじ
)
か
日
(
び
)
の光つめたき笹の葉に雨さゐさゐと降りいでにけり
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
都
(
みやこ
)
おほ
路
(
ぢ
)
も
數
(
かぞ
)
へ
日
(
び
)
に
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
少年
(
しょうねん
)
は
思
(
おも
)
わず、
故郷
(
こきょう
)
の
方
(
ほう
)
を
振
(
ふ
)
り
返
(
かえ
)
りました。
青空
(
あおぞら
)
遠
(
とお
)
く
雲
(
くも
)
は
流
(
なが
)
れていて、もとよりその
方角
(
ほうがく
)
すらたしかでなかったが、
曇
(
くも
)
り
日
(
び
)
がつづき、
冷
(
つめ
)
たい
雪
(
ゆき
)
が
降
(
ふ
)
っていることと
思
(
おも
)
われました。
薬売りの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
師走
(
しわす
)
もだんだんに
数
(
かぞ
)
え
日
(
び
)
に迫ったので、混雑もまた予想以上である。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
たよるすべなき
孤兒
(
みなしご
)
のけふ
日
(
び
)
の寒さ、身のつらさ
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、
天使
(
てんし
)
が、いよいよ
大空
(
おおぞら
)
に
上
(
のぼ
)
ってしまったのだろうと
思
(
おも
)
いました。それから、つぎの
休
(
やす
)
み
日
(
び
)
に
凍
(
こお
)
った
雪
(
ゆき
)
の
上
(
うえ
)
を
渡
(
わた
)
っていくと、
林
(
はやし
)
の
中
(
なか
)
に
赤
(
あか
)
い
帽子
(
ぼうし
)
が一つ
落
(
お
)
ちていたのであります。
町の天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一心に網うつは安からぬけふ
日
(
び
)
の
惑
(
まど
)
ひ。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「もう
数
(
かぞ
)
え
日
(
び
)
だ」
半七捕物帳:03 勘平の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
麗
(
うら
)
ら
日
(
び
)
を、君も行くかよ、杖あげて
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“日”の意味
《名詞》
(ひ、ニチ、ニッ)太陽。
(ひ、ニッ)日光。日差し。
(ひ、ニチ、ニッ、ジツ)地球が1周の自転をするのにかかる時間の単位。おもに平均太陽日。暦日。
(ひ、ニチ、ニッ)太陽が観測できる時間帯。昼。
(ひ、ニチ、ニッ、ジツ)特定の一日。
(ひ、ニチ、ニッ)日数。日々。
(出典:Wiktionary)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“日”を含む語句
日本
昨日
明日
一昨日
日光
日中
今日
日本人
過日
日常
一日
後日
平日
日向
幾日
終日
何日
先日
春日
毎日
...