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日
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にち
ふりがな文庫
“
日
(
にち
)” の例文
はじめの二、三
日
(
にち
)
は、その
女
(
おんな
)
の
子
(
こ
)
に
対
(
たい
)
して、べつに
親
(
した
)
しくしたものもなかったが、また、
悪口
(
わるくち
)
をいうようなものもありませんでした。
青いボタン
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大正
(
たいしやう
)
七
年
(
ねん
)
の一
月
(
ぐわつ
)
十五
日
(
にち
)
までに
全國
(
ぜんこく
)
の
郵便局
(
いうびんきよく
)
で
取扱
(
とりあつか
)
つた
年賀葉書
(
ねんがはがき
)
の
總數
(
そうすう
)
は三千四百五十六
萬
(
まん
)
七千八百九十九
枚
(
まい
)
といふ
統計
(
とうけい
)
が
示
(
しめ
)
されてる。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
そこで
信田
(
しのだ
)
の
森
(
もり
)
へ大ぜい
家来
(
けらい
)
を
連
(
つ
)
れて
狐狩
(
きつねが
)
りに
来
(
き
)
たのでした。けれども
運悪
(
うんわる
)
く、一
日
(
にち
)
森
(
もり
)
の中を
駆
(
か
)
け
回
(
まわ
)
っても一
匹
(
ぴき
)
の
獲物
(
えもの
)
もありません。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
昨日
(
きのふ
)
の
朝
(
あさ
)
千葉
(
ちば
)
が
私
(
わたし
)
を
呼
(
よ
)
びまして、
奧樣
(
おくさま
)
が
此
(
この
)
四五
日
(
にち
)
御
(
お
)
すぐれ
無
(
な
)
い
樣
(
やう
)
に
見上
(
みあ
)
げられる、
何
(
ど
)
うぞ
遊
(
あそば
)
してかと
如何
(
いか
)
にも
心配
(
しんぱい
)
らしく
申
(
まをし
)
ますので
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『
今日
(
けふ
)
、
江戸表御老中
(
えどおもてごらうぢう
)
から、
御奉書
(
おほうしよ
)
が
到着
(
たうちやく
)
いたした。一
日
(
にち
)
の
支度
(
したく
)
、
三日
(
みつか
)
の
道中
(
だうちう
)
で、
出府
(
しゆつぷ
)
いたせとの
御沙汰
(
ごさた
)
ぢや。』と、
嚴
(
おごそ
)
かに
言
(
い
)
つた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
一
日
(
にち
)
を
経
(
へ
)
て、アンドレイ、エヒミチは
埋葬
(
まいそう
)
された。その
祈祷式
(
きとうしき
)
に
預
(
あずか
)
ったのは、ただミハイル、アウエリヤヌイチと、ダリュシカとで。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それは見る見る売り切れとなって、全国の少年はこの日記を読まないことを恥とした。日記は
仏
(
ふつ
)
、
独
(
どく
)
、
英
(
えい
)
、
日
(
にち
)
、の各国語に
訳
(
やく
)
された。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
四十一
年
(
ねん
)
一
月
(
ぐわつ
)
二十一
日
(
にち
)
の
午前
(
ごぜん
)
九
時
(
じ
)
頃
(
ごろ
)
、
水谷氏
(
みづたにし
)
と
余
(
よ
)
とは、
大森
(
おほもり
)
の
兒島邸
(
こじまてい
)
を
訪問
(
ほうもん
)
した。
然
(
しか
)
るに
翁
(
おう
)
は、
熱海
(
あたみ
)
の
方
(
はう
)
へ
行
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
られて、
不在
(
ふざん
)
。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
七月九日、きょうは浅草観音の四万六千
日
(
にち
)
である。苦しい時の神頼みと云ったような心持もまじって、半七は朝から参詣の支度をした。
半七捕物帳:61 吉良の脇指
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この
子
(
こ
)
どもたちには、
戦争
(
せんそう
)
というかなしいめにあわせたくない。
日本
(
にっぽん
)
が、一
日
(
にち
)
もはやく、
平和
(
へいわ
)
なあかるい
文明国
(
ぶんめいこく
)
になってくれるとよい。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
然
(
しか
)
るに
昨年
(
さくねん
)
十一
月
(
ぐわつ
)
二十一
日
(
にち
)
に、
今年
(
こんねん
)
一
月
(
ぐわつ
)
十一
日
(
にち
)
に
於
(
おい
)
て
金解禁
(
きんかいきん
)
を
決行
(
けつかう
)
することに
決定
(
けつてい
)
發表
(
はつぺう
)
し
得
(
え
)
たことは
我國經濟
(
わがくにけいざい
)
の
爲
(
ため
)
に
非常
(
ひじやう
)
な
仕合
(
しあは
)
せである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
此
(
こ
)
の
急信
(
きふしん
)
は××
年
(
ねん
)
××
月
(
ぐわつ
)
××
日
(
にち
)
、
午後
(
ごご
)
三
時
(
じ
)
に
屆
(
とゞ
)
いたので、
民子
(
たみこ
)
は
蒼
(
あを
)
くなつて
衝
(
つ
)
と
立
(
た
)
つと、
不斷着
(
ふだんぎ
)
に
繻子
(
しゆす
)
の
帶
(
おび
)
引緊
(
ひきし
)
めて、つか/\と
玄關
(
げんくわん
)
へ。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
数寄屋河岸
(
すきやがし
)
の
真顔
(
まがほ
)
が、「イヤ
是
(
これ
)
は
大方
(
おほかた
)
二十一
日
(
にち
)
であらう、「
昔
(
むかし
)
」と
云
(
い
)
ふ
字
(
じ
)
ハ、廿一
日
(
にち
)
と書くから、まア廿一
日
(
にち
)
に
行
(
い
)
つて見なさい。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「あのがんこ
者
(
もん
)
の
親父
(
おやじ
)
が
死
(
し
)
ねば、
息子
(
むすこ
)
が
井戸
(
いど
)
を
掘
(
ほ
)
らせてくれるそうだがのオ。だが、ありゃ、もう二、三
日
(
にち
)
で
死
(
し
)
ぬからええて。」
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
『
私
(
わたし
)
——
私
(
わたし
)
は
小
(
ちひ
)
さな
娘
(
むすめ
)
よ』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは、一
日
(
にち
)
の
中
(
うち
)
に
何遍
(
なんべん
)
も
變化
(
へんくわ
)
したことを
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して、
些
(
や
)
や
顧慮
(
うしろめた
)
いやうな
氣
(
き
)
がしました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「ほんとにおめえには、気の毒だよ。遊びてえ盛りを、こうやっておいらといっしょに、
日
(
ひ
)
がな一
日
(
にち
)
辻に立って、
稼業
(
しょうべえ
)
するんだからなあ」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
二
月
(
ぐわつ
)
十一
日
(
にち
)
、
待
(
まち
)
に
待
(
まつ
)
つたる
紀元節
(
きげんせつ
)
の
當日
(
たうじつ
)
とはなつた。
前夜
(
ぜんや
)
は、
夜半
(
やはん
)
まで
大騷
(
おほさわ
)
ぎをやつたが、なか/\
今日
(
けふ
)
は
朝寢
(
あさね
)
どころではない。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
さうすると
麥
(
むき
)
を
刈
(
か
)
つた
跟
(
あと
)
の
菽
(
まめ
)
や
陸穗
(
をかぼ
)
が
渇
(
かつ
)
した
口
(
くち
)
へ
冷
(
つめ
)
たい
水
(
みづ
)
を
獲
(
え
)
た
樣
(
やう
)
に
勢
(
いきほひ
)
づいて、四五
日
(
にち
)
の
内
(
うち
)
に
青
(
あを
)
い
葉
(
は
)
を
以
(
もつ
)
て
畑
(
はたけ
)
の
土
(
つち
)
が
寸隙
(
すんげき
)
もなく
掩
(
おほ
)
はれる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
皇孫命様
(
こうそんのみことさま
)
、
竜神様
(
りゅうじんさま
)
、
又
(
また
)
産土神様
(
うぶすなかみさま
)
を
礼拝
(
らいはい
)
し、
今日
(
きょう
)
一
日
(
にち
)
の
任務
(
つとめ
)
を
無事
(
ぶじ
)
に
勤
(
つと
)
めさせて
下
(
くだ
)
さいますようにと
祈願
(
きがん
)
を
籠
(
こ
)
めることにしました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
私達
(
わたしたち
)
はその日一
日
(
にち
)
歩き
廻
(
まは
)
つた。
夕方
(
ゆふがた
)
には、
自分達
(
じぶんたち
)
の歩いてゐる所は一
体
(
たい
)
どこなのだらうと思ふほどもう三
半器官
(
はんきくわん
)
が
疲
(
つか
)
れてゐた。
美しい家
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
本堂
(
ほんだう
)
の
方
(
はう
)
では
経
(
きやう
)
を
読
(
よ
)
む
声
(
こゑ
)
、
鉦
(
かね
)
を
打
(
う
)
つ
音
(
おと
)
もしてゐる。
道子
(
みちこ
)
は
今年
(
ことし
)
もいつか
盆
(
ぼん
)
の十三
日
(
にち
)
になつたのだと
初
(
はじ
)
めて
気
(
き
)
がついた
時
(
とき
)
である。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
去
(
さる
)
十三
日
(
にち
)
の
夜
(
よ
)
、
僕
(
ぼく
)
は
獨
(
ひと
)
り
机
(
つくゑ
)
に
倚掛
(
よりかゝ
)
つてぼんやり
考
(
かんが
)
へて
居
(
ゐ
)
た。十
時
(
じ
)
を
過
(
す
)
ぎ
家
(
いへ
)
の
者
(
もの
)
は
寢
(
ね
)
てしまひ、
外
(
そと
)
は
雨
(
あめ
)
がしと/\
降
(
ふ
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
けれど、二三
日
(
にち
)
もたつともうそろそろむづむづしてくるのだから、この
熱病
(
ねつびやう
)
生易
(
なまやさ
)
しいことではなかなか
全快
(
ぜんくわい
)
しさうにもない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
病症
(
びやうしやう
)
は
脊髓腦膜炎
(
せきずゐなうまくえん
)
とかいふ
劇症
(
げきしやう
)
で、二三
日
(
にち
)
風邪
(
かぜ
)
の
氣味
(
きみ
)
で
寐
(
ね
)
てゐたが、
便所
(
べんじよ
)
へ
行
(
い
)
つた
歸
(
かへ
)
りに、
手
(
て
)
を
洗
(
あら
)
はうとして、
柄杓
(
ひしやく
)
を
持
(
も
)
つた
儘
(
まゝ
)
卒倒
(
そつたう
)
したなり
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
日
(
にち
)
、ペエエル・ラセエズの大墓地へ
入
(
はひ
)
つて
行
(
い
)
つたら、文豪ミユツセの墓に一株の柳が青んで文豪の彫像を
掩
(
おほ
)
うた
其
(
その
)
枝にメルルが
啼
(
な
)
いて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
地震
(
ぢしん
)
があってから
恰
(
ちゃう
)
ど
最早
(
もう
)
十一
年目
(
ねんめ
)
……
忘
(
わす
)
れもしませぬ……一
年
(
ねん
)
三百六十
日
(
にち
)
の
中
(
うち
)
で、はい、
其日
(
そのひ
)
に
乳離
(
ちばな
)
れをなされました。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「日本語なんか僕知らないや、百がサルで
日
(
にち
)
がスベで、
紅
(
こう
)
がリだろ。英語では百日ってハンドレッド・デイっていうよ」
人造人間
(新字新仮名)
/
平林初之輔
(著)
なにしろ、いく
日
(
にち
)
となく、いく晩となく、すぎて行きましたからね。けれども、たれひとりやっては来ませんでした。
もみの木
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
馬
(
うま
)
も
荷物
(
にもつ
)
をつけて
行
(
ゆ
)
く
時
(
とき
)
はなか/\
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れますが、一
日
(
にち
)
の
仕事
(
しごと
)
をすまして
山道
(
やまみち
)
を
歸
(
かへ
)
つて
來
(
く
)
るのは
樂
(
たのし
)
みなものですよ。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
損
(
そん
)
五も
得
(
とく
)
七もありゃァしません。
当時
(
とうじ
)
名代
(
なだい
)
の
孝行娘
(
こうこうむすめ
)
、たとい
若旦那
(
わかだんな
)
が、百
日
(
にち
)
お
通
(
かよ
)
いなすっても、こればっかりは
失礼
(
しつれい
)
ながら、
及
(
およ
)
ばぬ
鯉
(
こい
)
の
滝登
(
たきのぼ
)
りで。……
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
と心に誓い、朝廷の方へは病気という事にして兵を留め、
日
(
にち
)
々付近の山谷の間を探し歩いた。そして月を越えたところで、妻の履いていた
韈
(
くつ
)
を一つ拾った。
美女を盗む鬼神
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
歌
(
うた
)
がうまくても まずくても、そんなことはかまいません。ともかく、はりねずみは、たのしい
日
(
にち
)
よう
日
(
び
)
の
朝
(
あさ
)
には、いつも きまって、
歌
(
うた
)
をうたうのです。
うさぎと はりねずみ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「あんれま、もつてえねえことしましたね。それじや、あの
金魚
(
きんぎょ
)
は
私
(
わたし
)
が
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つてから、まる一
日
(
にち
)
とたたねえうちに、
死
(
し
)
んでしまつたことになりますね」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
妄
(
みだ
)
りに
外語
(
ぐわいご
)
を
濫用
(
らんよう
)
して
得意
(
とくい
)
とするの
風
(
ふう
)
が、一
日
(
にち
)
は一
日
(
にち
)
より
甚
(
はなは
)
だしきに
至
(
いた
)
つては、その
結果
(
けつくわ
)
は
如何
(
いかゞ
)
であらう。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
一
日
(
にち
)
/\とたつにつれて、實際冷吉には、すべてあの事がもう昔讀んだ話の中の事のやうになつて了つた。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
街
(
がい
)
の
剃頭店
(
ていとうてん
)
主人、
何小二
(
かしょうじ
)
なる者は、日清戦争に出征して、
屡々
(
しばしば
)
勲功を
顕
(
あらわ
)
したる勇士なれど、
凱旋
(
がいせん
)
後とかく素行
修
(
おさま
)
らず、酒と女とに身を
持崩
(
もちくず
)
していたが、去る——
日
(
にち
)
首が落ちた話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
のんべえ ものんべえ も
怖
(
おそろ
)
しいのんべえ がありました。その
家
(
いへ
)
では、それがために一
年
(
ねん
)
の三百六十五
日
(
にち
)
を、三百
日
(
にち
)
ぐらゐは
必
(
かなら
)
ず
喧嘩
(
けんくわ
)
で
潰
(
つぶ
)
すことになつてゐました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
は
樂
(
たのし
)
んで
後
(
あと
)
に
殘
(
のこ
)
つた。さうして
新生涯
(
しんしやうがい
)
を
夢
(
ゆめ
)
みながら
彼
(
かれ
)
からのたよりを
待
(
ま
)
ち
暮
(
くら
)
した。一
日
(
にち
)
、一
日
(
にち
)
と
經
(
た
)
つて
行
(
ゆ
)
く。けれどもその
後
(
のち
)
彼
(
かれ
)
からは
何
(
なん
)
の
端書
(
はがき
)
一
本
(
ぽん
)
の
音信
(
おとづれ
)
もなかつた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
朝から飲まず食わずでも、またこれからいく
日
(
にち
)
、一
滴
(
てき
)
の水を口にしないまでも、そんなことは
念頭
(
ねんとう
)
にない。まさに真剣以上の真剣だ。それに早くまいったほうが
惨敗者
(
ざんぱいしゃ
)
だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこは大きい町だから、ひじょうに悪い天気で五、六
日
(
にち
)
逗留
(
とうりゅう
)
しても、少しは
興行
(
こうぎょう
)
を
続
(
つづ
)
けて回る見こみがあった。「早くとこにおはいり」とその
晩
(
ばん
)
宿屋
(
やどや
)
に着くと親方は言った。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
まずこれが彼の性格の一面で、また最も
忌
(
いや
)
な点である。私がこれを観察したのも、
畢竟
(
ひっきょう
)
は現在のごとく、彼とわたしとが
日
(
にち
)
にち極めて密接の間柄にあったからにほかならない。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
暮から
三
(
さん
)
ガ
日
(
にち
)
へかけたほどの混雑はないが、それでも、この
川奈
(
かわな
)
の国際観光ホテルには、ここを冬の社交場にする
贅沢
(
ぜいたく
)
なひとたちが二十人ほど、ゴルフをしたり、ダンスをしたり
キャラコさん:01 社交室
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
大会へ招待されたのは、当の
仏国
(
ふつこく
)
のほかに、
英
(
えい
)
、
独
(
どく
)
、
露
(
ろ
)
、
伊
(
い
)
、
西
(
スペイン
)
、
日
(
にち
)
の六ヵ国でした。
国際射的大競技
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
懐手
(
ふところで
)
をして肩を揺すッて、
昨日
(
きのう
)
あたりの島田
髷
(
まげ
)
をがくりがくりとうなずかせ、
今月
(
この
)
一
日
(
にち
)
に
更衣
(
うつりかえ
)
をしたばかりの
裲襠
(
しかけ
)
の
裾
(
すそ
)
に廊下を
拭
(
ぬぐ
)
わせ、
大跨
(
おおまた
)
にしかも急いで上草履を引き
摺
(
ず
)
ッている。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
すると ぶんめい六
年
(
ねん
)
(一四七八
年
(
ねん
)
)二がつ二十二
日
(
にち
)
の ことでした。
一休さん
(新字新仮名)
/
五十公野清一
(著)
二三
日
(
にち
)
は
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
もなかつた。
唯
(
たゞ
)
私
(
わたし
)
の
頭
(
あたま
)
が
重苦
(
おもくる
)
しいばかりであつた。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
總
(
すべ
)
て
肌着
(
はだぎ
)
は
日々
(
ひゞ
)
洗
(
あら
)
ひ、
夜着
(
よぎ
)
は六七
日
(
にち
)
毎
(
ごと
)
に
干
(
ほ
)
すべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
盡
(
つく
)
して
待遇
(
もてなし
)
けるにぞ吉之助は
斯
(
かゝ
)
る遊びの初めて
成
(
なれ
)
ば
魂魄
(
たましひ
)
は
天外
(
てんぐわい
)
に
飛
(
とび
)
只
(
たゞ
)
現
(
うつゝ
)
の如くに
浮
(
うか
)
れ是よりして雨の夜雪の日の
厭
(
いと
)
ひなく
通
(
かよ
)
ひしかば初瀬留も
憎
(
にく
)
からず思ひ吉之助ならではと今は
互
(
たがひ
)
に
深
(
ふか
)
く
云交
(
いひかは
)
し一
日
(
にち
)
逢
(
あは
)
ねば千秋の思ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
恥らひを知らぬ
日
(
にち
)
々の燥宴のさなかに
原始林の縁辺に於ける探険者:une ode
(新字旧仮名)
/
富永太郎
(著)
(
忘
(
わす
)
れるな、二
月
(
ぐわつ
)
二十六
日
(
にち
)
!)
一九三二・二・二六:―白テロに斃た××聯隊の革命的兵士に―
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
“日”の意味
《名詞》
(ひ、ニチ、ニッ)太陽。
(ひ、ニッ)日光。日差し。
(ひ、ニチ、ニッ、ジツ)地球が1周の自転をするのにかかる時間の単位。おもに平均太陽日。暦日。
(ひ、ニチ、ニッ)太陽が観測できる時間帯。昼。
(ひ、ニチ、ニッ、ジツ)特定の一日。
(ひ、ニチ、ニッ)日数。日々。
(出典:Wiktionary)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“日”を含む語句
日本
昨日
明日
一昨日
日光
日中
今日
日本人
過日
日常
一日
後日
平日
日向
幾日
終日
何日
先日
春日
毎日
...