“滝登”のいろいろな読み方と例文
旧字：瀧登
読み方割合
たきのぼ50.0%
たきのぼり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
損（そん）五も得（とく）七もありゃァしません。当時（とうじ）名代（なだい）の孝行娘（こうこうむすめ）、たとい若旦那（わかだんな）が、百日（にち）お通（かよ）いなすっても、こればっかりは失礼（しつれい）ながら、及（およ）ばぬ鯉（こい）の滝登（たきのぼ）りで。……
おせん (新字新仮名) ／ 邦枝完二(著)
婆さんはこの時、滝登（たきのぼり）の懸物、柱かけの生花、月並の発句を書きつけた額などを静（しずか）に眗（みまわ）したから、判事も釣込まれてなぜとはなくあたりを眺めた。
政談十二社 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)