“滝田樗陰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たきたちょいん60.0%
たきたちよいん20.0%
たちたちよいん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滝田樗陰たきたちょいん君が木曜面会日の朝からおしかけて、居催促で何枚でも書かせるのを、負けずにいくらでも書いたそうである。
夏目漱石先生の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
芥川氏は何心なにごころなく封を切つて読み下したが、暫くすると可笑をかしさうににや/\笑ひ出した。するとちやう其処そこかね心安立こころやすだて滝田樗陰たきたちよいん氏が女中に導かれて、ぬつと入つて来た。
滝田樗陰たちたちよいん君の如きも、上から下までずつと眼をやつて、「いけませんな」と喝破かつぱしてしまつた。
鑑定 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)