“たきのぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滝上50.0%
滝登16.7%
瀧昇16.7%
瀧登16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滝上たきのぼりまでもやった、一時は絶望に近かった、しかし山腹に辿りついてからは、去年の路が、かすかに見分けが出来た、頂は存外変りがなかった。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
そん五もとく七もありゃァしません。当時とうじ名代なだい孝行娘こうこうむすめ、たとい若旦那わかだんなが、百にちかよいなすっても、こればっかりは失礼しつれいながら、およばぬこい滝登たきのぼりで。……
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「うゝ、湯瀧ゆだき湯瀧ゆだき、それこひ瀧昇たきのぼりぢや、ばうやはえらいぞ。そりやもひとつ。」
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
龍虎梅竹りうこばいちく玉堂富貴ぎよくだうふつき、ナソレ牡丹ぼたん芍藥しやくやくすゝきらんこひ瀧登たきのぼりがとふと、ふな索麺さうめんつて、やなぎつばめを、さかさまけると、あしがんとひつくりかへる……ヨイ/\とやつでさ。
画の裡 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)