“滝夜叉”の読み方と例文
旧字:瀧夜叉
読み方割合
たきやしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五目の師匠も近所なり、近い頃氷川様の祭礼おまつりに、踊屋台の、まさかどに、附きっきりで居てから以来、自から任じて、滝夜叉たきやしゃだから扱いにくい。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
中幕に嵯峨や御室の浄瑠璃がありましたが、九蔵の光国みつくにはほんのお附き合いという料簡で出ている。多賀之丞の滝夜叉たきやしゃは不出来、これは散散でしたよ。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
……ビスマクの首……グラドストンの首……かつて恋しかった女どもの首々……おやじの首……憎い友人どもの首……鬼女や滝夜叉たきやしゃの首……こんな物が順ぐりに
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)