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日
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ち
ふりがな文庫
“
日
(
ち
)” の例文
年から年中日がな
一
(
いち
)
ン
日
(
ち
)
ああしてあの奥の間へ通ずる障子の隙間から、まるで何者かを期待するかの様に表の往還を眺め暮している事。
とむらい機関車
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
「そうだ、おせんちゃん。
帰
(
けえ
)
る
時
(
とき
)
にゃ、みんなで
送
(
おく
)
ってッてやろうから、きょう
一
(
いち
)
ン
日
(
ち
)
の
見世
(
みせ
)
の
話
(
はなし
)
でも、
聞
(
き
)
かしてくんねえよ」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「そりゃあもう旦那、來ない段じゃありませんや! どうしたって來ますさ。何しろ一ん
日
(
ち
)
じゅう蒸しましたものね。」
永遠の夫
(旧字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
どうも全く孝助は
盗
(
と
)
らないようにございます、お
腹立
(
はらだち
)
の段は重々
御尤
(
ごもっとも
)
でござりますが、お手打の儀は
何卒
(
なにとぞ
)
廿三
日
(
ち
)
までお
日延
(
ひのべ
)
の程を願いとう存じます
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お前さんは
辛
(
やっ
)
と二、三
日
(
ち
)
前に
起床
(
おき
)
られるようになったばかりじゃないか。それに、こんな天気に外出するとまた悪くなるよ。もう少し我慢をしなさい。
碧眼
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
▼ もっと見る
ある新聞社にいる知人から毎日寄贈してくれる新聞がこの越して来てから二三
日
(
ち
)
届かなかったので、私はきっと配達人が
此家
(
ここ
)
が分らない為であろうと思った。
ある日の午後
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たゞナスタシヤムの花ばかりがいくん
日
(
ち
)
たつても
生々
(
いき/\
)
した色に咲いてゐる。どんな西洋人が、どうしてかういふ裏町にひつそりと住んでゐるのだらうと思ふ。
女の子
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
鉄蔵はのさのさ入りて
大胡坐
(
おおあぐら
)
。「これでも子持の
親父様
(
とっさん
)
だ。」「そういやあ竹坊はどうした。二三
日
(
ち
)
見えねえぜ。」「
彼奴
(
あいつ
)
あ、こかしたよ。」と平気で
謂
(
い
)
う。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「一ン
日
(
ち
)
! あたしは、あなたの目醒時計になつてゐるわけだわね。厭になつてしまふわ。」
F村での春
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
夫 あれが十六ン
日
(
ち
)
(指を折り)
明日
(
あす
)
、
明後日
(
あさつて
)
、……しあさつていつぱいには帰る筈です。
世帯休業
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
お花は叔父のために『君が代』を唱うことに定まり、源造は叔父さんが先生になるというので学校に行ってもこの二、三
日
(
ち
)
は鼻が高い。勇は何で皆が騒ぐのか少しも知らない。
河霧
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
近頃では交代が少なくなったので一ン
日
(
ち
)
に一度は、弁当を車掌台に突ったったまま食わなければならぬこと等や、また土地で起った……………についてもびっくりするほどよく知っていた。
冬枯れ
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
四邊
(
あたり
)
は
廻
(
め
)
ぐらす
花園
(
はなぞの
)
に
秋
(
あき
)
は
鳴
(
な
)
かん
虫
(
むし
)
のいろ/\、
天然
(
てんねん
)
の
籠中
(
ろうちう
)
に
收
(
おさ
)
めて
月
(
つき
)
に
聞
(
き
)
く
夜
(
よ
)
の
心
(
こゝろ
)
きゝたし、
扨
(
さて
)
もみの
虫
(
むし
)
の
父
(
ちゝ
)
はと
問
(
と
)
へば、
月毎
(
つきごと
)
の十二
日
(
ち
)
に
供
(
そな
)
ゆる
茶湯
(
ちやとう
)
の
主
(
ぬし
)
が
夫
(
それ
)
、
母
(
はゝ
)
も
同
(
おな
)
じく
佛檀
(
ぶつだん
)
の
上
(
うへ
)
にとかや
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
須貝 僕は親切でないのか、今日は
一
(
いち
)
ん
日
(
ち
)
遊んでやったんだぞ。
華々しき一族
(新字新仮名)
/
森本薫
(著)
「いや、つい二三
日
(
ち
)
前に越して来たばかりです」
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
何時
(
ゐつ
)
また 會はれよう——もう、二三
日
(
ち
)
——
泡鳴五部作:01 発展
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
庄「王子の茶園に往って送り
込
(
こみ
)
を頼んで来た、二三
日
(
ち
)
中
(
うち
)
に送り込むだろうが、来なければ又往って遣ろうが」
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
建物いったいのアパートは、台所口が全部この階段に向かっていて、しかもほとんど
一
(
いち
)
ん
日
(
ち
)
あけ放されているので、むんむんするようないきれが立ちこめていた。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
「大變にお靜な方。
終
(
いち
)
ん
日
(
ち
)
ゐなさるのかゐなさらないのか分らないくらゐよ。ちよい/\そこいらを往き來してる人は、あれはお
家
(
うち
)
から附いて來てる女中さんかい?」
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
舁「えゝ旦那え、二三
日
(
ち
)
中
(
うち
)
に大雪かも知れませんぜ、雪の
無
(
ね
)
え中に峠を越した方が宜しゅうござんしょう」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
一
(
いち
)
ん
日
(
ち
)
でも早く立ちたいんでせうよ。年寄のくせに気のいら/\した女ですからね。」
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
林「やい
親爺
(
おやじ
)
、とぼけるな、それだから
予
(
あらかじ
)
め不都合のないようにしろと云ったんだ、二三
日
(
ち
)
前から
緑町
(
みどりちょう
)
の医者が
出入
(
でいり
)
をしているが、ありゃア誰が医者にかゝっているのだ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
冷吉は診察室へ下りて來るのが一ん
日
(
ち
)
の何よりの變化であつた。
午後
(
ごゞ
)
には、學校から歸つてから出かけて來るらしい、二三人の子供等がゐて、病院に來馴れたやうに方々を飛び𢌞つた。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
斬り掛られ黙って
引込
(
ひっこ
)
んでる人じゃアねえからちゃん/\
斬合
(
きりあい
)
を初めるでしょう、そうしてお
母
(
っか
)
さんの身体へ
疵
(
きず
)
でも付けると大変だから、お前さんは二三
日
(
ち
)
身を隠して下せえ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「だつて婆やが来たつてぢき帰らないでもいゝでせう? これまで一人で忙しい目ばかりしたんだから、五六日は悠つくり遊んで行つて下さいよ。今度は留守番があるから、一ん
日
(
ち
)
どこかへ伴れてつて上げる事も出来るし……」
桑の実
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
それでも勤めますと
後
(
あと
)
二三
日
(
ち
)
は身体が利かんくらいだという、余程稽古のむずかしいものと見えます。許し物と云って、其の
中
(
うち
)
に
口伝物
(
くでんもの
)
が数々ございます。以前は名人が多かったものでございます。
梅若七兵衛
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
忠「有難う存じますが、お嬢様
私
(
わたくし
)
の病気も此の
度
(
たび
)
は死病と自分も諦めました、とても御丹誠の甲斐はございませんから、どうぞもお薬も
服
(
の
)
まして下さいますな、もう二三
日
(
ち
)
の内にむずかしいかと思います」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“日”の意味
《名詞》
(ひ、ニチ、ニッ)太陽。
(ひ、ニッ)日光。日差し。
(ひ、ニチ、ニッ、ジツ)地球が1周の自転をするのにかかる時間の単位。おもに平均太陽日。暦日。
(ひ、ニチ、ニッ)太陽が観測できる時間帯。昼。
(ひ、ニチ、ニッ、ジツ)特定の一日。
(ひ、ニチ、ニッ)日数。日々。
(出典:Wiktionary)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“日”を含む語句
日本
昨日
明日
一昨日
日光
日中
今日
日本人
過日
日常
一日
後日
平日
日向
幾日
終日
何日
先日
春日
毎日
...