“によやしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
如夜叉90.0%
如夜刄10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入谷の親分が一人、子分に見放され、千五百石の旗本がつぶれ、名題役者が一人首をくゝりました。——外面如菩薩によぼさつ、内心如夜叉によやしや、——恐ろしいことで御座いましたよ
人傳ひとづてふみ一通いつつうそれすらもよこさぬとは外面げめん如菩薩によぼさつ内心ないしんはあれも如夜叉によやしやめ。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
や或るひは面體めんてい惡氣にくげに心は善良ぜんりやうるもあり或ひに面體めんてい柔和にうわにして胸中きようちう大膽不敵だいたんふてきなる者有所謂いはゆる外面如菩薩げめんによぼさつ内心ないしん如夜刄によやしやほとけも説給ひし如し然れば其面體めんてい柔和にして形容なりかたち柔和おとなしやかなる者の言事は自然と直なる樣に聞ゆれども其事は邪心じやしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)