“美濃国”の読み方と例文
旧字:美濃國
読み方割合
みののくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶長けいちょう五年九月十五日、東西二十万の大軍、美濃国みののくに不破郡ふわぐんせきはらに対陣した。ここまでは、どの歴史の本にも、書いてある。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
当村に鷲津氏なる人あり。もと美濃国みののくにの太守土岐とき美濃守頼芸よりよしの末葉なり。天文てんぶん十一年斎藤氏に侵されこの地に来りちっす。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
十兵衛にも、故郷にのこしてある母があった。郷里、美濃国みののくに恵那郷えなごう明智あけちしょう明智城あけちじょうにひとりの老母が待っている。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)