“みののくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
美濃国90.0%
御野国10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十兵衛にも、故郷にのこしてある母があった。郷里、美濃国みののくに恵那郷えなごう明智あけちしょう明智城あけちじょうにひとりの老母が待っている。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昔、美濃国みののくに、小川のいちに力強き女があった。身体からだも人並はずれて大きく百人力といわれていた。仇名あだな美濃狐みのぎつねといった。四代目の先祖が、狐と結婚したとうことであった。
大力物語 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
たとえば御野国みののくに三井田の里は(正倉院文書、大宝二、戸籍)戸令にあるごとく五十戸(五十軒の意味ではない、戸籍数五十である。軒数は何倍かに上るであろう)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)