“濃藍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうらん71.4%
こあゐ14.3%
こいあい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて燈火あかりが背からす。そしててすりの前のさざ波は、見ているうちに濃藍のうらんから真っ暗になってゆく。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
濃藍こあゐたゞえてえわかぬ
友に (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
具足のおどし濃藍こいあいで、魚目うなめはいかにも堅そうだし、そして胴の上縁うわべりはな山路やまみちであッさり囲まれ、その中には根笹ねざさのくずしが打たれてある。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)