“武者烏帽子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むしゃえぼし66.7%
むさえぼし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縹色はなだいろ(露草染め)のむらの狩衣に、よい太刀たちいた武者烏帽子むしゃえぼしの武人である。年のころは二十六、七か。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男の武者烏帽子むしゃえぼしと、黒い狩衣の両袖は、いやに仰々しく、道誉の前にヒレ伏して
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
芸能者とはいえ武者烏帽子むさえぼしに狩衣姿の人柄のいい男と、次には、その妻であろう、髪を布結びにした色白でふくよかな女と、また息子むすことみえる二十四、五のきりっとした若衆とをつれて
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)