“濃霧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうむ47.1%
こぎり23.5%
ガス17.6%
がす5.9%
こききり5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樹木(じゆもく)は皆(みな)互(たがひ)に泣(な)いて囁(さゝや)きながら、幾(いく)らか日(ひ)の明(あか)るさをも妨(さまた)げて居(ゐ)る其(そ)の濃霧(のうむ)から遁(のが)れようとするやうに間斷(かんだん)なく騷(さわ)いだ。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
つくづくと首延(の)し見れば、こちごちの濃霧(こぎり)のなびき、渓の森、端山の小襞(こひだ)黒ぐろとまだ気(け)ぶかきに、びようびようと猛ける遠吠、をりからの暁闇(あかつきやみ)を続け射つ速弾(はやだま)の音。
ところが、いままで、濃霧(ガス)か沼気かと思っていたのが驚いたことに雲のように群れている微細な昆虫だったのです。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
等しからざる苦しみをうけ、みな疲れ、世の濃霧(こききり)を淨めつゝ第一の臺(うてな)の上をめぐれり 二八—三〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)