“濃霧”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
のうむ47.1%
こぎり23.5%
ガス17.6%
がす5.9%
こききり5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“濃霧”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩7.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
……これが迷信というものだかどうだか知らないが、自分の頭の中まで濃霧のうむとざされたような気になって……。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「何をいうかモコウ」とドノバンは笑った。じっさい、べきべきたる濃霧のうむはくぱくよりほかは、なにものも見えないのである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
つくづくと首し見れば、こちごちの濃霧こぎりのなびき、渓の森、端山の小襞こひだ黒ぐろとまだぶかきに、びようびようと猛ける遠吠、をりからの暁闇あかつきやみを続け射つ速弾はやだまの音。
わかれみちつじ濃霧こぎり
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ところが、いままで、濃霧ガスか沼気かと思っていたのが驚いたことに雲のように群れている微細な昆虫だったのです。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
濃霧ガスの暗黒の底から盛りあがる氷の咆哮ほうこうを聴きながら、温霧谷キャムの化物氷河を渡ったのである。
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
等しからざる苦しみをうけ、みな疲れ、世の濃霧こききりを淨めつゝ第一のうてなの上をめぐれり 二八—三〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)