濃霧こぎり)” の例文
つくづくと首し見れば、こちごちの濃霧こぎりのなびき、渓の森、端山の小襞こひだ黒ぐろとまだぶかきに、びようびようと猛ける遠吠、をりからの暁闇あかつきやみを続け射つ速弾はやだまの音。
つくづくと首し見れば、こちごちの濃霧こぎりのなびき、渓の森、端山の小襞こひだ、黒ぐろとまだぶかきに、びようびようと猛ける遠吠、をりからの暁闇あかつきやみを続け射つ速弾はやだまの音。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大師道、辻の濃霧こぎり
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
わかれみちつじ濃霧こぎり
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)