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ごど
扨て
其他には、
彼の
第一の
穴にもある
如く、
周圍と
中央とに、
幅四五
寸の
溝が
穿つてあるが、
彼の
如く
床壇は
設けて
無い。
蝗、
蛭、
蛙、
蜥蜴の
如きは、
最も
喜びて
食する
物とす。
語を
寄す(
應)よ、
願はくはせめて
糞汁を
啜ることを
休めよ。もし
之を
味噌汁と
洒落て
用ゐらるゝに
至らば、十
萬石の
稻は
恐らく
立處に
枯れむ。
遺骨は三四
體、
合葬した
形跡がある。
其所にも
此所にも
人骨が
横はつて
居るが、
多年泥水に
浸されて
居たので、
手に
觸れると
宛然泥の
如く、
形を
全く
取上げる
事は
出來ぬ。
地中に
犬小屋式の
横穴が
穿つてあつて、
其犬小屋の
如き
岩窟の
入口までは、一
丈三
尺餘の
小墜道を
通るのだ。
扨て、
犬小屋の
如き
横穴の
入口は、
幅三
尺六
寸、
高さが三
尺八
寸ある。
『お
前、まだ善くねえ
事して来たな?』と怨めしさうに見る。