“橋渡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしわたし60.0%
はしわた40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がシカシ君のこったから今更直付じかづけににくいとでも思うなら、我輩一の力を仮しても宜しい、橋渡はしわたしをしても宜しいが、どうだお思食ぼしめし
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
お互のこころを通じあって、恋の橋渡はしわたしをおしじゃあないか。何の事はない、こりゃ万事人の悪い髪結かみゆいの役だあね。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
みなみ亭主ていしゆは一たん橋渡はしわたしをすればあとふたゝびどうならうともそれはまたときだといふこゝろから其處そこ加減かげんつくろうてにげるやうにかへつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まことに不自由な花のようだが、実はそれがそう不自由でないのはおもしろいことではないか。なんとなれば、そこには花粉の橋渡はしわたし役をつとめるものがあって、えずこの花をおとずれるからである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)