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事
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こッ
ふりがな文庫
“
事
(
こッ
)” の例文
何うもこれは出来ない
業
(
わざ
)
でげすな、ちょいと
玉
(
ぎょく
)
を付けて、祝儀を遣った其の上で、
情夫
(
いゝひと
)
に会わして遣るなんてえ事は中々出来る
事
(
こッ
)
ちゃア有りやせん
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……(下人に對ひて)
汝
(
おのし
)
も
傍
(
そば
)
に
立
(
た
)
ってゐながら、
予
(
わし
)
が
隨意的
(
えいやう
)
にされてゐるのを、
見
(
み
)
てゐるとは
何
(
なん
)
の
事
(
こッ
)
ちゃい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
しめた! この男のこの大きな
吸筒
(
すいづつ
)
、これには
屹度
(
きっと
)
水がある! けれど、取りに行かなきゃならぬ。さぞ痛む
事
(
こッ
)
たろうな。えい、
如何
(
どう
)
するもんかい、やッつけろ!
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
「
余
(
あんまり
)
だから
宜
(
い
)
い……人の感情を弄んだの本田に見返ったのといろんな事を云って
讒謗
(
ざんぼう
)
して……自分の
己惚
(
うぬぼれ
)
でどんな夢を見ていたって、人の知た
事
(
こッ
)
ちゃ有りゃしない……」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ちょいと、いかな
事
(
こッ
)
ても小待合へなんぞ倒込むんですって。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
女がまた打投げたと見えてドッシン/\と音がアして、
果
(
はて
)
にア孩児の声も出なくなって、死ぬだんべいと思ったが、外の
事
(
こッ
)
てねえから魂消ているうち
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
こうと知ったら、定めし
白髪
(
しらが
)
を
引挘
(
ひきむし
)
って、頭を壁へ打付けて、おれを産んだ日を
悪日
(
あくび
)
と
咒
(
のろ
)
って、人の子を苦しめに、戦争なんぞを発明した此世界をさぞ
罵
(
ののし
)
る
事
(
こッ
)
たろうなア!
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
唸声
(
うなりごえ
)
は
顕然
(
まざまざ
)
と近くにするが
近処
(
あたり
)
に人が居そうにもない。はッ、これはしたり、何の
事
(
こッ
)
た、おれおれ、この俺が
唸
(
うな
)
るのだ。微かな情ない声が出おるわい。そんなに痛いのかしら。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
母「さア作右衞門さんこれで別れましょうよ、
何処
(
どこ
)
まで送っても同じ
事
(
こッ
)
たからこれで」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
己
(
おれ
)
は信州
飯山
(
いいやま
)
の
在
(
ぜえ
)
でごぜえますから、めったに来る事もあるめえが、善光寺へ参詣にでも来ることが有ったら是非寄って下せえまし、田舎の
事
(
こッ
)
たから、何も外に御馳走の仕ようが
無
(
ね
)
えから
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
村の者も今迄は
堅
(
かて
)
え人だったが、
何
(
ど
)
う言う訳だがな泊り歩くが、役柄もしながらハアよくねえ
事
(
こッ
)
たア
年老
(
としと
)
った親を置いて、なんて
悪口
(
わるくち
)
を
利
(
き
)
く者もあるで、
成
(
なる
)
だけ
他人
(
ひと
)
には能く云わしたいが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
長「
何処
(
どけ
)
へ行こうとお
前
(
めえ
)
さんの知った
事
(
こッ
)
ちゃアねえ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“事”の意味
《名詞》
事(こと)
ある一時期におこる、まとまったひとつらなりの動き。ことがら。できごと。
他の語句を体言にする。
予定、必然や軽い命令を表す。
(出典:Wiktionary)
“事”の解説
事(こと)は、言(こと)と同語源の象形文字で、事(じ)とも読む。「神への祈りの言葉を書きつけ、木の枝などに結びつけた札を手にした形」にかたどる。「祭事にたずさわる人のさま」から仕事・仕えるの意味を表す。
(出典:Wikipedia)
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“事”を含む語句
事情
事実
事件
他事
好事
食事
何事
好事家
事實
事故
大事
無事
仕事
情事
事業
徒事
善事
曲事
一事
万事
...