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引挘
ふりがな文庫
“引挘”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひきむし
75.0%
ひんむし
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきむし
(逆引き)
堪
(
たま
)
らなくなって、飛出して、
蔓
(
つる
)
を解こうと手を懸ける。胸を引いて
頭
(
つむり
)
を
掉
(
ふ
)
るから、葉を
引挘
(
ひきむし
)
って、私は涙を落しました。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こうと知ったら、定めし
白髪
(
しらが
)
を
引挘
(
ひきむし
)
って、頭を壁へ打付けて、おれを産んだ日を
悪日
(
あくび
)
と
咒
(
のろ
)
って、人の子を苦しめに、戦争なんぞを発明した此世界をさぞ
罵
(
ののし
)
る
事
(
こッ
)
たろうなア!
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
引挘(ひきむし)の例文をもっと
(6作品)
見る
ひんむし
(逆引き)
かの男はと見ると、ちょうどその順が来たのかどうか、くしゃくしゃと両手で
頭髪
(
かみ
)
を
掻
(
かき
)
しゃなぐる、中折帽も床に落ちた、夢中で
引挘
(
ひんむし
)
る。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
羽ばかり秋の蝉、
蜩
(
ひぐらし
)
の身の
経帷子
(
きょうかたびら
)
、いろいろの虫の
死骸
(
しがい
)
ながら巣を
引挘
(
ひんむし
)
って来たらしい。それ等が
艶々
(
つやつや
)
と色に出る。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引挘(ひんむし)の例文をもっと
(2作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
挘
漢検1級
部首:⼿
9画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引挘”のふりがなが多い著者
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
蘭郁二郎
泉鏡花