“人雪頽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なだれ50.0%
ひとなだれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人雪頽なだれ打つ中を、まるで夢中で
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
両国橋の落ちたる話も、まず聞いて耳に響くはあわれなる女の声の——人雪頽ひとなだれを打って大川の橋杭はしぐいを落ち行くさまを思うよりさきに——何となく今もはるかに本所のかたへ末をいて消え行く心地す。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)