“ひとなだれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一雪崩36.4%
人崩27.3%
人雪崩27.3%
人雪頽9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがためにみんな一雪崩ひとなだれに、引返ひっかえしたっていいますが、もっとも何だそうで、そのさきから風が出て大降になりました様子でござりますな。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人崩ひとなだれつきて、人馬じんば落ちかさなり
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
両国橋の落ちたる話も、まず聞いて耳に響くはあわれなる女の声の——人雪頽ひとなだれを打って大川の橋杭はしぐいを落ち行くさまを思うよりさきに——何となく今もはるかに本所のかたへ末をいて消え行く心地す。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)