“へいわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
平和100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その心持こころもちは今、私をだん/\と宗教的しうけうてき方面はうめんみちびかうとし、反動はんどうのやうに起つて來た道徳的だうとくてきな心は、日光につくわうとなつて私の胸に平和へいわの芽をそだてます。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
近時盛んなパチンコの、五世も前の先祖のようなものである。閑父が、その台の前にしゃがんで、閑児に一銭を投ぜしむる図は、平和へいわな姿である。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
わしらの間にはもう平和へいわは失われた。いっしょに暮らすことは互いの重荷おもにになった。もはや何のなぐさめもはげましも互いに期待することはできないのか。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)