“道徳的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうとくてき50.0%
だうとくてき25.0%
モラリッシュ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくのごとく女という字だけを用いる時は、単に男と性をことにする人なりという簡単な意味にとどまらないで、善とか悪とかいう道徳的どうとくてき評価ひょうかで判断さるるものである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
その心持こころもちは今、私をだん/\と宗教的しうけうてき方面はうめんみちびかうとし、反動はんどうのやうに起つて來た道徳的だうとくてきな心は、日光につくわうとなつて私の胸に平和へいわの芽をそだてます。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
しかもそれが、最高浄福の瞬間だそうですけども、けっして倫理的エーティッシュではある代りに道徳的モラリッシュではなく、そこにまた、殺人の衝動をいなむことは出来ぬ——とあの方は仰言いました。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)