“じゃくじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
寂静100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、一歩進むに従って、その音は拡大していって、おしまいには洞窟の中の夜の寂静じゃくじょうのうちに、こだまするまでになった。それは、明らかに岩壁に向って鉄槌を下す音に相違なかった。
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
毘婆舎那びばしゃな三行さんぎょう寂静じゃくじょう慧剣えけんぎ、四種の悉檀しったんに済度の法音を響かせられたる七十有余の老和尚、骨は俗界の葷羶くんせんを避くるによってつるのごとくにせ、まなこ人世じんせい紛紜ふんうんきて半ばねむれるがごとく
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)