“刪正”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なほ50.0%
さんせい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丑松は先づ其詑そのわびから始めて、刪正なほしてりたいは遣りたいが、最早もう其をる暇が無いといふことを話し、斯うして一緒に稽古を為るのも実は今日限りであるといふことを話し
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『ホウ、作文が刪正なほつて来た。』とある生徒が言つた。『図画も。』と又。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
刪正さんせいしてついに公にすることとなりぬ合作の名はあれどもその実四迷大人の筆に成りぬ文章の巧なる所趣向の面白き所はすべて四迷大人の骨折なり主人の負うところはひとり僭越のとがのみ読人うその心してみそなわせついでながら彼の八犬伝水滸伝すいこでんの如き規摸の目ざましきを
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)