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復
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なほ
ふりがな文庫
“
復
(
なほ
)” の例文
(
難有
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます、
未
(
ま
)
だ
些
(
ちツ
)
とも
眠
(
ねむ
)
くはござりません、
前刻
(
さツき
)
体
(
からだ
)
を
洗
(
あら
)
ひましたので
草臥
(
くたびれ
)
もすつかり
復
(
なほ
)
りました。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
それでは
彼方
(
あちら
)
へ参つて、又皆さんに御心配を懸けると
可
(
い
)
けませんから、お庭を
一周
(
ひとまはり
)
しまして、その内には気分が
復
(
なほ
)
りますから、さうしてお座敷へ参りませう。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
古
(
ふる
)
くから、
人
(
ひと
)
も
知
(
し
)
つた
有名
(
いうめい
)
な
引手茶屋
(
ひきてぢやや
)
。それが
去年
(
きよねん
)
の
吉原
(
よしはら
)
の
火事
(
かじ
)
で
燒
(
や
)
けて、
假宅
(
かりたく
)
で
營業
(
しやうばい
)
をして
居
(
ゐ
)
たが、
續
(
つゞ
)
けて
營業
(
しやうばい
)
をするのには、
建
(
た
)
て
復
(
なほ
)
しをしなくてはならぬ。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
りませう。誰がこんな
気違
(
きちがひ
)
には
作
(
な
)
すつたのです。私気が違つてゐるなら、今朝から変に成つたので御座いますよ。お宅に
詣
(
あが
)
つて気が違つたのですから、元の正気に
復
(
なほ
)
してお還し下さいまし
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
初手
(
しよて
)
は
若
(
わか
)
い
男
(
をとこ
)
ばかりに
利
(
き
)
いたが、
段々
(
だん/″\
)
老人
(
としより
)
にも
及
(
およ
)
ぼして、
後
(
のち
)
には
婦人
(
をんな
)
の
病人
(
びやうにん
)
もこれで
復
(
なほ
)
る、
復
(
なほ
)
らぬまでも
苦痛
(
いたみ
)
が
薄
(
うす
)
らぐ、
根太
(
ねぶと
)
の
膿
(
うみ
)
を
切
(
き
)
つて
出
(
だ
)
すさへ、
錆
(
さ
)
びた
小刀
(
こがたな
)
で
引裂
(
ひツさ
)
く
医者殿
(
いしやどの
)
が
腕前
(
うでまへ
)
ぢや
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
貴僧
(
あなた
)
、
申
(
まを
)
せば
何
(
なん
)
でも
出来
(
でき
)
ませうと
思
(
おも
)
ひますけれども、
此人
(
このひと
)
の
病
(
やまひ
)
ばかりはお
医者
(
いしや
)
の
手
(
て
)
でも
那
(
あ
)
の
水
(
みづ
)
でも
復
(
なほ
)
りませなんだ、
両足
(
りやうあし
)
が
立
(
た
)
ちませんのでございますから、
何
(
なに
)
を
覚
(
おぼ
)
えさしましても
役
(
やく
)
には
立
(
た
)
ちません。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“復”の意味
《形容動詞》
復(また)
「また」を参照。
(出典:Wiktionary)
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
“復”を含む語句
復習
復讐
往復
恢復
復活
回復
復活祭
復讎
復仇
修復
復興
復誦
反復
報復
亦復
復奏
恢復期
快復
復元
又復
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