“嘉興”の読み方と例文
読み方割合
かこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嘉興かこうの地方へ米を売りに行って、薄暗いときに黄泥溝こうでいこうを通ると、なにしろそこは泥ぶかいので、わたしは水牛を雇って、それに乗って行くことにしました。
嘉興かこう羅愛愛らあいあいという娼婦があったが、容貌も美しければ、歌舞音曲の芸能も優れ、詩詞はもっとも得意とするところで、その佳篇麗什かへんれいじゅうは、四方に伝播せられたので
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
乾隆六年、嘉興かこうの知府を勤める楊景震ようけいしんが罪をえて軍台に謫戍てきじゅの身となった。彼は古北の城楼に登ると、楼上に一つのあかがねのはこがあって、厳重に封鎖してある。