水色すいしょく)” の例文
日本ラインにもかつて見なかったその水色すいしょくのすさまじさは、まことに深沈しんちんたる冷徹そのものであった。山中において恐らくいかなる湖面といえどもこれほどの水深をぞうする凄みはすくないであろう。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)