実枝みえ)” の例文
重吉の案外に平穏へいおん無事な海の上の年月に比べて家の中には人生の波がれ騒いだ。陸の船頭役であるいねは、実枝みえがまだ二た誕生も来ぬ時にきゅうに倒れて、からだ半分が利かなくなった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
実枝みえさんみたいな気立の人ならいい。」
曠日 (新字旧仮名) / 佐佐木茂索(著)