“そうしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
装飾56.5%
曹植21.7%
粧飾13.0%
妝飾8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この牡牛のうき彫りが、単なる装飾そうしょくであるのか、それとも何か外に意味があるのか、そのとき八木君には答を出している余裕よゆうがなかった。
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
有名な曹植そうしょくの「七歩詩」である。山僧のわざでもあろうか、書体にも写経風があった。が、壁の墨痕すみあともいつか春秋の雨や風にうすれてゆく。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
床の間へ名画を掛けておくのは何のためだ。一方からいえば粧飾そうしょくのためかもしれない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
舟には女が一人の婢をれて坐っていた。女は笑いながら柳を迎えた。みどりくつたびあかくつ、洞庭の舟の中で見た侍女の妝飾そうしょくとすこしも違わない女であった。
織成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)