“よそおい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
48.9%
27.7%
扮装6.4%
服装4.3%
装束4.3%
化粧2.1%
化装2.1%
粧装2.1%
装飾2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラッ八が飛込んで来たのは、もう日射しの秋らしくなって、縁側の朝顔も朝々の美しいよそおいが衰えかけた時分の事でした。
二人を前に、銚子ちょうしを控えて、人交ぜもしなかった……その時お珊のよそおいは、また立勝たちまさって目覚しや。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この頃からして秩父の群山は其翠緑すいりょくの衣を脱ぎ捨てて、最も目覚ましい絢爛のよそおいを凝らすのである。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
剣ヶ峰ではそれはなり色づいてはいたが、中禅寺に来てはじめて秋の日光らしいよそおいが見られた。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
めっきり青ざめてさえ見えるお初が、どこぞの内儀おかみらしい扮装よそおいでまじっているのを見出しても、別に
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
平素いつもと少しの変わりもない扮装よそおいをして居るのでした。
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
野の百合ゆり如何いかにして育つかを思え、労せず、つむがざるなり、されど栄華を極めしソロモンだに、その服装よそおいこの花の一つにもかざりき。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
同勢すべて五十人余り、いずれも華美きらびやか服装よそおいである。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、今朝高萩の村道を、懐かしい昔の仲間達が——すなわち秩父香具師達が、旅装束よそおいで通って行った。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と「お女中あぶないあぶない!」と、云い云い抱いて起こしてくれたは、旅装束よそおいをした武士であった。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
翌日、千代子は化粧よそおいを凝らして停車場に来た。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
地が雪のようなのに、化装よそおいらしたので顔の輪廓が分らない、ちょいと私の方を見たと思うとすぐ顔をそむけてしもうた。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
それが、「源太ヶ産衣うぶぎ」や「髯切ひげきり」の燦爛さんらんとは知るよしもなかったが、何しろどこか粧装よそおいが違う。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このくすぶつた竹藪の家では、その傾いた屋根の下の、あらゆる物、あらゆる空気、あらゆる心に、こんな豪華(!)な装飾よそおいを導き入れる何の用意も出来てゐない。
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)