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曹植
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そうしょく
ふりがな文庫
“
曹植
(
そうしょく
)” の例文
生前曹操が最も可愛がっていたのは、三男の
曹植
(
そうしょく
)
であったが、植は
華奢
(
きゃしゃ
)
でまた余りに文化人的な
繊細
(
せんさい
)
さを持ち過ぎているので、愛しはしても
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
有名な
魏
(
ぎ
)
の
曹植
(
そうしょく
)
の「七歩詩」である。山僧の
業
(
わざ
)
でもあろうか、書体にも写経風があった。が、壁の
墨痕
(
すみあと
)
もいつか春秋の雨や風にうすれてゆく。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
魏
(
ぎ
)
の
曹植
(
そうしょく
)
の詩、七歩ノ詩さながらに、釜の中の豆と豆とは煮られていた。毎日毎日が
苛烈
(
かれつ
)
な激戦の連続だった。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つとに御存知と拝察しますが、このさい御一考として、かの
異朝
(
いちょう
)
の詩人、
魏
(
ぎ
)
の
曹植
(
そうしょく
)
が作ったと称される“七歩の詩”を思いあわせていただければ倖せです。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
曹丕
(
そうひ
)
、
曹彰
(
そうしょう
)
、
曹植
(
そうしょく
)
、
曹熊
(
そうゆう
)
の順だ。けれども大妻
丁
(
てい
)
夫人の子ではなかった。側室から出た者ばかりである。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“曹植”の解説
曹植(そう しょく/そう ち、192年 - 232年)は、中国後漢末期から三国時代にかけての人物。字は子建(しけん)。豫州沛国譙県(現在の安徽省亳州市譙城区)の出身。陳王に封じられ、諡が思であったことから陳思王とも呼ばれる。魏の皇族である一方で唐の李白・杜甫以前における中国を代表する文学者として、「詩聖」の評価を受けた。才高八斗(八斗の才)・七歩の才の語源。建安文学における三曹の一人。
(出典:Wikipedia)
曹
常用漢字
中学
部首:⽈
11画
植
常用漢字
小3
部首:⽊
12画
“曹”で始まる語句
曹操
曹達
曹司
曹洪
曹
曹丕
曹洞宗
曹叡
曹長
曹仁