“馳走振”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちそうぶ50.0%
ちそうぶり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若いもの二人ふたりは旅の疲れを忘れる程度に盃を重ねた。主人が馳走振ちそうぶりの鶫も食った。焼きたての小鳥の骨をかむ音も互いの耳には楽しかった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
細君は別に鶏と茄子なすの露、南瓜とうなすの煮付を馳走振ちそうぶりに勧めてくれた。いずれも大鍋おおなべにウンとあった。私達は各自めいめい手盛でやった。学生は握飯、パンなぞを取出す。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)