馳走振ちそうぶ)” の例文
若いもの二人ふたりは旅の疲れを忘れる程度に盃を重ねた。主人が馳走振ちそうぶりの鶫も食った。焼きたての小鳥の骨をかむ音も互いの耳には楽しかった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)