“土塵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つちぼこり75.0%
つちほこり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこし風が吹いて土塵つちぼこりつ日でしたから、乾燥はしゃいだ砂交りの灰色な土をふんで、小諸をさして出掛けました。母親は新しい手拭てぬぐいかぶって麻裏穿あさうらばき
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
歩調をそろえた靴の音が起った。カアキイ色の服を着けた新兵はゾロゾロ窓の側を通った。金目垣かなめがき一つ隔てた外は直ぐ往来で、暗い土塵つちぼこりが家の内までも入って来た。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
路上の土塵つちほこりはまき上り、空中をこめ、半空を掻き濁らせ
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)