“つちほこり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土埃93.3%
土塵6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の眼前めのまえには胡麻塩ごましお頭の父と十四五ばかりに成る子とが互に長いつちを振上げてもみを打った。その音がトントンと地に響いて、白い土埃つちほこりが立ち上った。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
長安で北支那の土埃つちほこりをかぶって、濁った水を飲んでいた男が台州に来て中央支那の肥えた土を踏み、澄んだ水を飲むことになったので、上機嫌である。
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
路上の土塵つちほこりはまき上り、空中をこめ、半空を掻き濁らせ
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)