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御馳走
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ごちさう
ふりがな文庫
“
御馳走
(
ごちさう
)” の例文
その
晩
(
ばん
)
は
伯父
(
をぢ
)
さんも
友伯父
(
ともをぢ
)
さんも
呼
(
よ
)
ばれて
行
(
ゆ
)
きましたが、『
押飯
(
おうはん
)
』と
言
(
い
)
つて
鳥
(
とり
)
の
肉
(
にく
)
のお
露
(
つゆ
)
で
味
(
あぢ
)
をつけた
御飯
(
ごはん
)
の
御馳走
(
ごちさう
)
がありましたつけ。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一層
(
いつそう
)
味
(
あぢ
)
の
輕
(
かろ
)
い
鳥
(
とり
)
の
丸燒
(
まるやき
)
などはなか/\の
御馳走
(
ごちさう
)
で、
今
(
いま
)
の
私
(
わたくし
)
の
身
(
み
)
には、
世界
(
せかい
)
第一
(
だいいち
)
のホテルで、
世界
(
せかい
)
第一
(
だいいち
)
の
珍味
(
ちんみ
)
を
供
(
きよう
)
せられたよりも
百倍
(
ひやくばい
)
も
憘
(
うれ
)
しく
感
(
かん
)
じた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そこで市長は
吉
(
よし
)
ちやんを大きな広間につれて行つて、沢山な
御馳走
(
ごちさう
)
をしました。電燈がぴかぴかと宝石にうつつて輝き、オーケストラの音楽が鳴りひゞく。
夢の国
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
(
嬢様
(
ぢやうさま
)
そんなら
此儘
(
このまゝ
)
で
私
(
わし
)
参
(
まゐ
)
りやする、はい、
御坊様
(
おばうさま
)
に
沢山
(
たくさん
)
御馳走
(
ごちさう
)
して
上
(
あ
)
げなされ。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「でも、
蜂
(
はち
)
の
子供
(
こども
)
には
御馳走
(
ごちさう
)
なんだよ」
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
▼ もっと見る
父
(
とう
)
さんはその
新
(
あたら
)
しい
草履
(
ざうり
)
をはいた
足
(
あし
)
で、お
家
(
うち
)
の
臺所
(
だいどころ
)
の
外
(
そと
)
に
遊
(
あそ
)
んで
居
(
ゐ
)
る
鷄
(
にはとり
)
を
見
(
み
)
に
行
(
ゆ
)
きました。
大
(
おほ
)
きな
玉子
(
たまご
)
をよく
父
(
とう
)
さんに
御馳走
(
ごちさう
)
して
呉
(
く
)
れた
鷄
(
にはとり
)
は
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
息子
(
むすこ
)
の
嗜好
(
すき
)
な
色々
(
いろ/\
)
の
物
(
もの
)
を
御馳走
(
ごちさう
)
して「さて、
忰
(
せがれ
)
や、お
前
(
まへ
)
は
此頃
(
このごろ
)
はどうしておいでだえ。
矢張
(
やはり
)
惡
(
わる
)
い
業
(
しわざ
)
を
改
(
あらた
)
めませんのかえ。」と
涙
(
なみだ
)
ながらに
諫
(
いさ
)
めかけると
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
喝采
(
かつさい
)
して、おもしろがつて、をかしがつて、
散々
(
さんざ
)
慰
(
なぐさ
)
むで、そら
菓子
(
くわし
)
をやるワ、
蜜柑
(
みかん
)
を
投
(
な
)
げろ、
餅
(
もち
)
をたべさすワツて、
皆
(
みんな
)
でどつさり
猿
(
さる
)
に
御馳走
(
ごちさう
)
をして、
暗
(
くら
)
くなるとどや/\いつちまつたんだ。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
私
(
わたし
)
は、この
市
(
まち
)
の長をつとめてゐる者のところから参りました。あなたがみんなの難儀をお救ひ下さいましたから、お礼に
御馳走
(
ごちさう
)
をしたいと申してをります。どうぞおいで下さいませんか。」
夢の国
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
父
(
とう
)
さんのお
家
(
うち
)
の
石臼
(
いしうす
)
は
青豆
(
あをまめ
)
を
挽
(
ひ
)
くのが
自慢
(
じまん
)
でした。それを
黄粉
(
きなこ
)
にして、
家中
(
うちぢう
)
のものに
御馳走
(
ごちさう
)
するのが
自慢
(
じまん
)
でした。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
水兵
(
すいへい
)
共
(
ども
)
が
澤山
(
たくさん
)
の
御馳走
(
ごちさう
)
を
作
(
こしら
)
へて
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
る
筈
(
はづ
)
だから、
其
(
その
)
以前
(
いぜん
)
にヒヨツコリと
皈
(
かへ
)
つては
興
(
けう
)
が
無
(
な
)
い、
行
(
ゆ
)
く
可
(
べ
)
し/\。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
そこで大変立派な
御馳走
(
ごちさう
)
が出まして、正助爺さん、すつかりいい気持に酔つて夜の更けるのも知りませんでしたが、そのうちに東が白んで来ましたので、やうやく気がついて、お
暇乞
(
いとまご
)
ひを申しますと
竜宮の犬
(新字旧仮名)
/
宮原晃一郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
馳
漢検準1級
部首:⾺
13画
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
“御馳走”で始まる語句
御馳走様
御馳走樣
御馳走中
御馳走皿