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『聴雨』
ふりがな文庫
『
聴雨
(
ちょうう
)
』
午後から少し風が出て来た。床の間の掛軸がコツンコツンと鳴る。襟首が急に寒い。雨戸を閉めに立つと、池の面がやや鳥肌立つて、冬の雨であつた。火鉢に火をいれさせて、左の手をその上にかざし、右の方は懐手のまま、すこし反り身になつてゐると、 「火鉢に …
著者
織田作之助
ジャンル
芸術・美術 > 諸芸・娯楽 > 将棋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約42分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
洞
(
ほこら
)
災
(
わざは
)
恍惚
(
くわうこつ
)
俄
(
には
)
恰好
(
かつこう
)
焦
(
あせ
)
大向
(
おほむか
)
辛
(
つろ
)
都度
(
たんび
)
空
(
むな
)
甲斐
(
かひ
)
遂
(
つひ
)
僅
(
わづ
)
歴
(
れつき
)
一途
(
いちづ
)
躓
(
つまづ
)
獲
(
と
)
漸
(
やうや
)
耄碌
(
まうろく
)
草鞋
(
わらぢ
)
貰
(
もろ
)
瓢箪
(
へうたん
)
遂
(
と
)
陥
(
お
)
雑巾
(
ざふきん
)
雑閙
(
ざつたう
)
駆引
(
かけひ
)
黝
(
くろず
)
鼎
(
かなへ
)
勿体
(
もつたい
)
喝采
(
かつさい
)
定跡
(
ぢやうせき
)
愉
(
たのし
)
遅
(
おそ
)
覇
(
は
)
覗
(
のぞ
)
覘
(
ねら
)
詞
(
ことば
)
嫁
(
とつ
)
賑
(
にぎ
)
如何
(
いか
)
身
(
み
)
辛抱
(
しんぼう
)
唸
(
うな
)
呪
(
のろ
)
蠢
(
うごめ
)
呟
(
つぶや
)
閉
(
し
)
呆
(
あき
)
雌伏
(
しふく
)
口説
(
くど
)
反
(
そ
)
鞠
(
まり
)
香
(
か
)
判
(
わか
)
伊達
(
だて
)
惧
(
おそ
)
櫃
(
ひつ
)
暢気
(
のんき
)
暗澹
(
あんたん
)
溌剌
(
はつらつ
)
敲
(
たた
)
澱
(
よど
)
挙句
(
あげく
)
焚
(
た
)
手垢
(
てあか
)
懐手
(
ふところで
)
憑
(
つ
)
襟首
(
えりくび
)
筈
(
はず
)
経
(
た
)
纏
(
まと
)
腑抜
(
ふぬ
)
舐
(
な
)
舳
(
へさき
)
宗家
(
そうけ
)
莫迦
(
ばか
)
薦
(
すす
)
蜘蛛
(
くも
)
檜木
(
ひのき
)