“ごっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ゴット
語句割合
御馳走50.0%
忽戸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌くる日、北田はかねまたでシチューと半しまを食わせてくれた。おゝけに御馳走ごっとさんと頭を下げる順平を、北田はさすがに哀れに思ったか、どや、一丁女を世話したろか、といってくれた。
放浪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
南はあたたかに、北は寒く、一条路ひとすじみちにも蔭日向かげひなたで、房州も西向にしむきの、館山たてやま北条とは事かわり、その裏側なる前原、鴨川かもがわ、古川、白子しらこ忽戸ごっとなど、就中なかんずく船幽霊ふなゆうれいの千倉が沖、江見和田などの海岸は
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)