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見舞
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みまひ
ふりがな文庫
“
見舞
(
みまひ
)” の例文
サ買つて
来
(
き
)
たよ。源「アヽ、
有難
(
ありがた
)
う。金「サ、お
湯
(
ゆ
)
を
汲
(
く
)
んで
上
(
あ
)
げるからお
喫
(
た
)
べ、
夫
(
それ
)
だけはお
見舞
(
みまひ
)
かた/″\
私
(
わつし
)
が
御馳走
(
ごちそう
)
して
上
(
あ
)
げるから。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……「やあ」と
洋杖
(
ステツキ
)
をついて
留
(
と
)
まつて、
中折帽
(
なかをればう
)
を
脱
(
と
)
つた
人
(
ひと
)
がある。すぐに
私
(
わたし
)
と
口早
(
くちばや
)
に
震災
(
しんさい
)
の
見舞
(
みまひ
)
を
言交
(
いひかは
)
した。
花月
(
くわげつ
)
の
平岡權八郎
(
ひらをかごんぱちらう
)
さんであつた。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
火事
(
くわじ
)
見舞
(
みまひ
)
に
行
(
ゆ
)
く
間際
(
まぎは
)
に、
細
(
こま
)
かい
地圖
(
ちづ
)
を
出
(
だ
)
して、
仔細
(
しさい
)
に
町名
(
ちやうめい
)
や
番地
(
ばんち
)
を
調
(
しら
)
べてゐるよりも、ずつと
飛
(
と
)
び
離
(
はな
)
れた
見當違
(
けんたうちがひ
)
の
所作
(
しよさ
)
を
演
(
えん
)
じてゐる
如
(
ごと
)
く
感
(
かん
)
じた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
はやるほど
猶
(
なほ
)
落附
(
おちつき
)
てお
友達
(
ともだち
)
の
誰
(
たれ
)
さま
御病氣
(
ごびやうき
)
ときく
格別
(
かくべつ
)
に
中
(
なか
)
の
好
(
よ
)
き
人
(
ひと
)
ではあり
是非
(
ぜひ
)
お
見舞
(
みまひ
)
申
(
まを
)
したく
存
(
ぞん
)
じますがと
許容
(
ゆるし
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
妻
(
つま
)
も
唯
(
たゞ
)
一人
(
ひとり
)
の
兄
(
あに
)
であれば、
能
(
あた
)
ふ
事
(
こと
)
なら
自
(
みづか
)
ら
見舞
(
みまひ
)
もし、
久
(
ひさし
)
ぶりに
故山
(
こざん
)
の
月
(
つき
)
をも
眺
(
なが
)
めたいとの
願望
(
ねがひ
)
、
丁度
(
ちやうど
)
小兒
(
せうに
)
のこともあるので、
然
(
しか
)
らば
此
(
この
)
機會
(
をり
)
にといふので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
三日
(
みつか
)
の
間
(
あひだ
)
城内
(
じやうない
)
へ
詰
(
つ
)
め
切
(
き
)
りでございまして、
漸
(
やうや
)
う
歸宅
(
きたく
)
いたしますと
町方
(
まちかた
)
の
病家
(
びやうか
)
から、
見舞
(
みまひ
)
の
催促
(
さいそく
)
が
矢
(
や
)
を
射
(
い
)
るやうで、
其處
(
そこ
)
をどうにか
切
(
き
)
り
拔
(
ぬ
)
けてまゐりました。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
中食後
(
ちゆうじきご
)
ミハイル、アウエリヤヌヰチは
茶
(
ちや
)
を四
半斤
(
はんぎん
)
と、マルメラドを一
斤
(
きん
)
持參
(
も
)
つて、
彼
(
かれ
)
の
所
(
ところ
)
に
見舞
(
みまひ
)
に
來
(
き
)
た。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
本所
(
ほんじよ
)
も同じやうに
所々
(
しよ/\
)
に
出水
(
しゆつすゐ
)
したさうで、
蘿月
(
らげつ
)
はお
豊
(
とよ
)
の住む
今戸
(
いまど
)
の
近辺
(
きんぺん
)
はどうであつたかと、二三日
過
(
す
)
ぎてから、
所用
(
しよゝう
)
の帰りの
夕方
(
ゆふがた
)
に
見舞
(
みまひ
)
に来て見ると、
出水
(
でみづ
)
の
方
(
はう
)
は無事であつた
代
(
かは
)
りに、それよりも
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
忘れはせぬ
然乍
(
さりなが
)
ら娘も覺悟の上なれば兎も角も
何
(
いづ
)
れへ成とて
好方
(
よきかた
)
へ奉公させて下されと
只管
(
ひたすら
)
頼
(
たの
)
めば長庵は然ば是非なし
明日
(
あした
)
にも吉原の病家へ
見舞
(
みまひ
)
がてら
行
(
ゆく
)
程に
能
(
よき
)
口を尋ね見ん先
今晩
(
こんばん
)
は
休
(
やす
)
まれよと兩人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と
衣絵
(
きぬゑ
)
さんのもう
亡
(
な
)
くなる
前
(
まへ
)
だつた——たしか、三
度
(
ど
)
めであつたと
思
(
おも
)
ふ……
従弟
(
いとこ
)
の
細君
(
さいくん
)
が
見舞
(
みまひ
)
に
行
(
い
)
つた
時
(
とき
)
の
音信
(
たより
)
であつた。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
有難
(
ありがた
)
う
存
(
ぞん
)
じます、
毎度
(
まいど
)
御親切
(
ごしんせつ
)
にお
見舞
(
みまひ
)
下
(
くだ
)
すつて。金「お
前
(
まへ
)
さん
医者
(
いしや
)
に
掛
(
かゝ
)
つたら
何
(
ど
)
うです。源「いえ
掛
(
かゝ
)
りませぬ。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
番町
(
ばんちやう
)
の
旦那樣
(
だんなさま
)
お
出
(
いで
)
と
聞
(
き
)
くより
雪
(
ゆき
)
や
兄樣
(
にいさん
)
がお
見舞
(
みまひ
)
に
來
(
き
)
て
下
(
くだ
)
されたと
言
(
い
)
へど、
顏
(
かほ
)
を
横
(
よこ
)
にして
振向
(
ふりむか
)
うともせぬ
無禮
(
ぶれい
)
を、
常
(
つね
)
ならば
怒
(
いか
)
りもすべき
事
(
こと
)
なれど、あゝ、
捨
(
す
)
てゝ
置
(
お
)
いて
下
(
くだ
)
さい
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
續
(
つゞ
)
いてダリユシカも
來
(
き
)
、
何
(
なん
)
とも
云
(
い
)
へぬ
悲
(
かな
)
しそうな
顏
(
かほ
)
をして、一
時間
(
じかん
)
も
旦那
(
だんな
)
の
寐臺
(
ねだい
)
の
傍
(
そば
)
に
凝
(
じつ
)
と
立
(
たつ
)
た
儘
(
まゝ
)
で、
其
(
そ
)
れからハヾトフもブローミウム
加里
(
カリ
)
の
壜
(
びん
)
を
持
(
も
)
つて、
猶且
(
やはり
)
見舞
(
みまひ
)
に
來
(
き
)
たのである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ところが
丁度
(
ちやうど
)
玄竹
(
げんちく
)
に
取
(
と
)
つて
幸
(
さいは
)
ひなことには、
多田院別當
(
ただのゐんべつたう
)
英堂和尚
(
えいだうをしやう
)
が
病氣
(
びやうき
)
になつて、
開帳中
(
かいちやうちう
)
のことだから、
早
(
はや
)
く
本復
(
ほんぷく
)
させないと
困
(
こま
)
るといふので、
玄竹
(
げんちく
)
のところへ
見舞
(
みまひ
)
を
求
(
もと
)
むる
別人
(
べつじん
)
が
來
(
き
)
た。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
越前守殿打聞れ
扨々
(
さて/\
)
汝等は理も非も知らざる
誠
(
まこと
)
に無法者なる哉汝只今何と申せしぞ去年の四月只一度
見舞
(
みまひ
)
しのみと申したるにはあらずや然れば母の
容體
(
ようだい
)
今頃は氣力衰へたるか増たるかは知らざる成べし然るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
第
(
だい
)
一、
病中
(
びやうちう
)
は、
其
(
そ
)
の
取乱
(
とりみだ
)
した
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
せるのを
可厭
(
いや
)
がつて、
見舞
(
みまひ
)
に
行
(
ゆ
)
くのを
断
(
ことは
)
られた
自分
(
じぶん
)
ではないか。——
此
(
これ
)
は
悪
(
わる
)
い。こんな
処
(
ところ
)
を。あゝ、
済
(
す
)
まない。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
裏猿楽町
(
うらさるがくちやう
)
二
番地
(
ばんち
)
へ
御転住
(
ごてんぢう
)
になつたといふ事でございますから、
一寸
(
ちよつと
)
お
家
(
いへ
)
見舞
(
みまひ
)
にあがるんですが、どうも
何
(
なに
)
も
貴方
(
あなた
)
のお
座敷
(
ざしき
)
へ出すやうな話がないので、つい
御無沙汰
(
ごぶさた
)
致
(
いた
)
しました。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
折
(
をり
)
暫時
(
しばし
)
考
(
かんが
)
へ居しが去年の四月
頃
(
ごろ
)
と覺え候と申立る此時越前守殿は彌吉に向はれ彌吉其方は一度も
見舞
(
みまひ
)
に參らざりしやと尋ねらるれば彌吉は大に
赤面
(
せきめん
)
なし私し事は日々出入場の用向
繁多
(
はんた
)
にて存じながら不沙汰致し粂を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
罪
(
つみ
)
つくりなれ
我
(
われ
)
ゆゑに
人
(
ひと
)
二人
(
ふたり
)
まで
同
(
おな
)
じ
思
(
おも
)
ひにくるしむ
共
(
とも
)
いざやしら
樫
(
がき
)
の
若葉
(
わかば
)
の
露
(
つゆ
)
かぜに
散
(
ち
)
る
夕
(
ゆふ
)
ぐれの
散歩
(
さんぽ
)
がてら
梨本
(
なしもと
)
の
娘
(
むすめ
)
病氣
(
びやうき
)
にて
別莊
(
べつそう
)
に
出養生
(
でやうじやう
)
とや
見舞
(
みまひ
)
てやらんとて
柴
(
しば
)
の
戸
(
と
)
おとづれしにお
八重
(
やへ
)
はじめて
對面
(
たひめん
)
したり
逢
(
あ
)
はゞ
云
(
い
)
はんの
千言百言
(
ちこともゝこと
)
うさもつらさも
胸
(
むね
)
に
呑
(
の
)
みて
恩
(
おん
)
とも
言
(
い
)
はず
義理
(
ぎり
)
とも
言
(
い
)
は
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
見舞
(
みまひ
)
の
儀
(
ぎ
)
はお
見合
(
みあ
)
はせ
下
(
くだ
)
されたく、
差繰
(
さしく
)
つて
申
(
まを
)
すやうながら、
唯今
(
たゞいま
)
にもお
出
(
い
)
で
下
(
くだ
)
さる
事
(
こと
)
を
当人
(
たうにん
)
よく
存
(
ぞん
)
じ、
特
(
とく
)
に
貴兄
(
きけい
)
に
対
(
たい
)
しては……と
此
(
こ
)
の
趣
(
おもむき
)
であつた。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
毎日々々
食
(
た
)
べ
附
(
つ
)
けない
黒胡麻
(
くろごま
)
を
食
(
た
)
べて
糞詰
(
ふんづま
)
りになるから牛が
加減
(
かげん
)
が悪くなつて、
御所内
(
ごしよない
)
の
主殿寮
(
とのものれう
)
に
牛小屋
(
うしごや
)
がありまして、
其
(
そ
)
の
中
(
なか
)
に
寐
(
ね
)
て
居
(
を
)
りますと、牛の仲間が
見舞
(
みまひ
)
に
参
(
まゐ
)
りました
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
足
(
あし
)
は
裾
(
すそ
)
へ、
素直
(
まつすぐ
)
に
揃
(
そろ
)
へたつ
切
(
きり
)
、
兩手
(
りやうて
)
は
腋
(
わき
)
の
下
(
した
)
へ
着
(
つ
)
けたつ
切
(
きり
)
、で
熟
(
じつ
)
として、たゞ
見舞
(
みまひ
)
が
見
(
み
)
えます、
扉
(
ひらき
)
の
開
(
あ
)
くのを、
便
(
たよ
)
りにして、
入口
(
いりくち
)
の
方
(
はう
)
ばかり
見詰
(
みつ
)
めて
見
(
み
)
ました。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
此
(
これ
)
から
何方
(
どちら
)
へ
行
(
い
)
らつしやる?……
何
(
なに
)
、
病院
(
びやうゐん
)
へお
見舞
(
みまひ
)
のやうにお
見受
(
みう
)
け
申
(
まを
)
します。……
失禮
(
しつれい
)
ですが、」
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
既
(
すで
)
に、
大地震
(
おほぢしん
)
の
當夜
(
たうや
)
から、
野宿
(
のじゆく
)
の
夢
(
ゆめ
)
のまださめぬ、
四日
(
よつか
)
の
早朝
(
さうてう
)
、
眞黒
(
まつくろ
)
な
顏
(
かほ
)
をして
見舞
(
みまひ
)
に
來
(
き
)
た。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
四
(
よつ
)
ツの
端
(
はし
)
を
柔
(
やはら
)
かに
結
(
むす
)
んだ
中
(
なか
)
から、
大輪
(
おほりん
)
の
杜若
(
かきつばた
)
の
花
(
はな
)
の
覗
(
のぞ
)
くも
風情
(
ふぜい
)
で、
緋牡丹
(
ひぼたん
)
も、
白百合
(
しらゆり
)
も、
透
(
す
)
きつる
色
(
いろ
)
を
競
(
きそ
)
うて
映
(
うつ
)
る。……
盛花
(
もりばな
)
の
籠
(
かご
)
らしい。いづれ
病院
(
びやうゐん
)
へ
見舞
(
みまひ
)
の
品
(
しな
)
であらう。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
翌朝
(
あけのあさ
)
疾
(
はや
)
く
握飯
(
にぎりめし
)
を
拵
(
こしら
)
へ、
竹
(
たけ
)
の
皮
(
かは
)
包
(
つゝ
)
みに
為
(
し
)
て、
坊様
(
ばうさま
)
を
見舞
(
みまひ
)
に
行
(
ゆ
)
きつけ…
靄
(
もや
)
の
中
(
なか
)
に
影
(
かげ
)
もねえだよ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
冷
(
ひや
)
かしたが、
元来
(
ぐわんらい
)
、
衣裳鞄
(
いしやうかばん
)
の
催促
(
さいそく
)
ではない、ホツキ
貝
(
がひ
)
の
見舞
(
みまひ
)
に
来
(
き
)
たのだから、
先
(
ま
)
づ
其次第
(
そのしだい
)
を
申述
(
まをしの
)
べる
処
(
ところ
)
へ……
又
(
また
)
近処
(
きんじよ
)
から、おなじく、
氷砂糖
(
こほりざたう
)
、
梅干
(
うめぼし
)
の
注意連
(
ちういれん
)
の
女性
(
によしやう
)
が
来
(
きた
)
り
加
(
くは
)
はつた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今時分
(
いまじぶん
)
、こんな
處
(
ところ
)
へ、
運動會
(
うんどうくわい
)
ではありますまい。
矢張
(
やつぱ
)
り
見舞
(
みまひ
)
か、それとも
死體
(
したい
)
を
引取
(
ひきとり
)
に
行
(
ゆ
)
くか、どつち
道
(
みち
)
、
頼
(
たの
)
もしさうなのは、
其
(
その
)
お
媼
(
ばあ
)
さんの、
晃乎
(
きらり
)
と
胸
(
むね
)
に
架
(
か
)
けた、
金屬製
(
きんぞくせい
)
の
十字架
(
じふじか
)
で。——
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
淺草邊
(
あさくさへん
)
へ
病人
(
びやうにん
)
の
見舞
(
みまひ
)
に、
朝
(
あさ
)
のうち
出
(
で
)
かけた
家内
(
かない
)
が、
四時頃
(
よじごろ
)
、うすぼんやりして、
唯今
(
たゞいま
)
と
歸
(
かへ
)
つた、
見舞
(
みまひ
)
に
持
(
も
)
つて
出
(
で
)
た、
病人
(
びやうにん
)
の
好
(
す
)
きさうな
重詰
(
ぢうづめ
)
ものと、いけ
花
(
ばな
)
が、そのまゝすわつた
前
(
まへ
)
かけの
傍
(
そば
)
にある。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
もう
其
(
そ
)
の
翌日
(
よくじつ
)
、
本郷
(
ほんがう
)
から
見舞
(
みまひ
)
に
來
(
き
)
てくれた
友
(
とも
)
だちが
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
小休
(
こやすみ
)
の
間
(
あひだ
)
に
毎日
(
まいにち
)
一
度
(
ど
)
づつ、
見舞
(
みまひ
)
に
歸
(
かへ
)
るのが
例
(
れい
)
であつた。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
いづれも
厚情
(
こうじやう
)
、
懇切
(
こんせつ
)
のお
見舞
(
みまひ
)
である。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
“見舞”で始まる語句
見舞者
見舞申
見舞参
見舞客
見舞物