見舞みやげ)” の例文
「妙なものつて、うまいぜつて見ろ。これはね、僕がわざ/\先生に見舞みやげに買つてたんだ。先生はまだ、これをつた事がないとおつしやる」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「美禰子さんの御注意があつたからつてました」と正直な事を云ふ。どつちの御見舞みやげだかわからない。三四郎はよし子に対して礼を述べて置いた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
夫から、しばらくすると女が帰つてた。どうもおそくなりましてと云ふ。蚊帳かやの影で何かしてゐるうちに、がらん/\といふおとがした。小供に見舞みやげ玩具おもちやが鳴つたに違ない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
どっちのお見舞みやげだかわからない。三四郎はよし子に対して礼を述べておいた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おいしいでしょう。美禰子さんのお見舞みやげよ」
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)