わかち)” の例文
ひそか田地でんぢわかち質入しちいれなしその金にてかりに家を作り、親もかへりてすみけり。
すでにこれをわかちてこれに任ずるときは、おのおの長ずるところあるべきは自然の理にして、農商の事に長ずるものあり、工芸技術に長ずるものあり、あるいは学問に長じ、あるいは政治に長ずる等
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ひそか田地でんぢわかち質入しちいれなしその金にてかりに家を作り、親もかへりてすみけり。
なんぞ必ずしも区々たる人為じんいの国をわかちて人為の境界を定むることをもちいんや。いわんやその国をわかちて隣国と境界を争うにおいてをや。いわんやとなりの不幸をかえりみずしてみずから利せんとするにおいてをや。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)