“わげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
和解25.0%
25.0%
12.5%
輪毛12.5%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この話をわが国の書に和解わげせるものがあるが、その説に
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
もつれがみわげにゆふべく
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
支那の当時の風俗画を調べるやら博物館や図書館などへ行って参考をもとめたが寿陽公主にぴったりしたわげが見つからなかった。
健康と仕事 (新字新仮名) / 上村松園(著)
「唐美人」で憶い出すのは梅花粧の故事漢の武帝の女寿陽公主のわげの形である。あれにはずいぶん思案をしたものである。
健康と仕事 (新字新仮名) / 上村松園(著)
はわせというのは、今の鬘下地かずらしたじ輪毛わげを大きくしたもので、鬘下地に較べるとズッと上品なものです。
好きな髷のことなど (新字新仮名) / 上村松園(著)
昔のおしどりがそのままでは今様にしっくりしないというので、私はそれではぐるりを桃割にし輪毛わげをおしどりにしたらどんなものかしらといったことがあります。
好きな髷のことなど (新字新仮名) / 上村松園(著)
金眸は朝よりほらこもりて、ひとうずくまりゐる処へ、かねてより称心きにいりの、聴水ちょうすいといふ古狐ふるぎつねそば伝ひに雪踏みわげて、ようやく洞の入口まで来たり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
或日伏見の寺田屋へ大きなわげを結つた男が来て、阪本先生に手紙を持て来たと云ひますから私は龍馬に何者ですかと聞くと、アレは紀州の伊達の子だと云ひました。此時から龍馬に従つたのです。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)