“もとゞり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.3%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくて高野山に到着、青巌寺を仮の住まいと定め、剃髪ていはつ染衣の身となって道意禅門と号したが、お供の人々も皆これになろうてもとゞりを切った。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
アルバノ、フラスカアチの少女の群は、髮を編みて、しろがねにて留め、薄き面紗ヴエールの端を、やさしくもとゞりの上にて結びたり。
遲い月が一杯に射した窓格子に、生首が一つ、もとゞり格子かうしからんだまゝ、ブラ下げてあつたのです。