“扁鵲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんじゃく83.3%
へんじやく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「亡くなってから一刻も経っている、ふん、この病気には耆婆ぎばでも扁鵲へんじゃくでも手が出ない、さよう、すぐ納棺するんだな」
山椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いよいよ定業じょうごうが満ちて今死ぬという時になったならばたとえ耆婆ぎば扁鵲へんじゃくといえども救うことは出来ないのである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
然るに宋代には別に扁鵲へんじやく中蔵経と云ふものがあつて、後人がこれをかみに云ふ所の中蔵経に併せ、わかつて八巻となした。呉勉学ごべんがくの刻する所の中蔵経が即是である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)