“へんじゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
扁鵲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逆上とは読んで字のごとくかさにのぼるのである、この点に関してはゲーレンもパラセルサスも旧弊なる扁鵲へんじゃくも異議をとなうる者は一人もない。ただどこへかさにのぼるかが問題である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼らの信仰によると病気は大抵悪魔、厄鬼、死霊等の害悪を加うるによるものであるから、まず祈祷の秘密法によって悪癘を払わなくては、たとい耆婆ぎば扁鵲へんじゃくの薬といえども決して利くものでない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
扁鵲へんじゃくもそう言っている、「越人えつじんよく起すべき者を知ってこれを起す」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)